大谷翔平に「ま、頑張って」から6年 ついに共闘…史上6度目の“最強軍団”で掴む頂点

ドジャースと契約合意したクレイトン・カーショー(左)と大谷翔平【写真:ロイター】
ドジャースと契約合意したクレイトン・カーショー(左)と大谷翔平【写真:ロイター】

2018年のオープン戦で初対戦「ウチを選ばなかったんだ。ま、頑張って」

 ドジャースがクレイトン・カーショー投手と1年契約で再契約を結ぶことで合意したと、6日(日本時間7日)に米メディア「ジ・アスレチック」など複数メディアが一斉に伝えた。新加入の大谷翔平投手にとっても、心強い存在となるのは間違いない。

 これでチームにはカーショー、大谷、ムーキー・ベッツ外野手、フレディ・フリーマン内野手と、MVP経験者がズラリ。MLB公式サイトのサラ・ラングス記者によると、同じチームに4人在籍することになるのは2022年のドジャース以来6度目となるという。

 カーショーはドジャース一筋で、これまでに3度のサイ・ヤング賞を受賞。大谷が渡米する前から日本でも知られるMLBのスターとして君臨していた。2017年オフにはドジャースが大谷争奪戦に加わるも、結局エンゼルス入り。1年目のオープン戦ではカーショーは大谷をカーブで見逃し三振に仕留め、試合後には「今はあまり気にならないね。彼はウチ(ドジャース)を選ばなかったんだ。ま、頑張ってほしいね」と、淡々としたコメントを残していた。

 当時は二刀流に懐疑的な見方があったが、大谷はそれを跳ねのけて歴史的な選手に成長。2023年の球宴に2人で出場した際、カーショーは、「彼は素晴らしい選手だ。私たちが、今まで見たことのないようなことを成し遂げている。彼がいるチームは幸運だ」と賛辞を送っていた。当時は「彼(大谷)と話したことがない」とも語っており、共闘でどのようなコミュニケーションを取るのかにも注目だ。

 チームは他にも山本由伸投手を獲得するなど、大谷加入1年目からワールドシリーズ制覇へ大金をつぎ込んでいる。日本と米国が誇るスターたちが同じチームで、どのような戦いぶりを見せてくれるのだろうか。

(Full-Count編集部)

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