大谷翔平の姿見て「自分をつねらないと」 指揮官がド軍入り実感…英語は「上手いよ」

練習前の取材に応じたドジャース・大谷翔平【写真:荒川祐史】
練習前の取材に応じたドジャース・大谷翔平【写真:荒川祐史】

10日にキャンプイン…ロバーツ監督が取材に応じた

 ドジャースのスプリングトレーニングが9日(日本時間10日)から始まり、大谷翔平、山本由伸両投手が米アリゾナ州グレンデールの球団施設に入った。この日、デーブ・ロバーツ監督が取材に応じ、「球団のみんなの気持ちを代弁すると、我々はこの上なくワクワクしている」と大谷らの加入を喜んだ。

 大谷は昨年12月に北米プロスポーツ史上最高額となる10年総額7億ドル(約1045億円)でドジャース入り。同月に山本も投手としては二刀流の大谷を除いて史上最高額となる12年総額3億2500万ドル(約484億円)で加入した。大谷は昨年9月に右肘の手術を受け、今季は打者に専念する。

 ロバーツ監督は「ショウヘイは今オフに、ドジャースタジアムで多くの時間を費やしている。球場などに慣れているところ。今のところ、多くのチームメートたちが彼がどうやって動いているのかなどを見ようとしている」と今の状況を説明した。トレーニングについては「やること全てに意図を持っているのがわかる。かなりアメージングなことだが、驚きはしない」と話した。

 大谷のドジャース入りについては「彼はただ単に勝ちたいだけだと思う」と分析。「ドジャースで勝ちたいということ。だからこそドジャースに来ることを選んだ。球団のみんなの気持ちを代弁すると、我々はこの上なくワクワクしている」「彼がドジャースのユニホームを着ている姿を見て、(夢ではないと確認するために)自分をつねらないといけないよ」と興奮が冷めやらぬ様子だった。

大谷とコミュニケーションも…英語は「上手だ。上手だよ」

 コミュニケーションもとっている。「彼と少しだけ話をした。長く話をしたわけではないけどね。毎分が(大谷にとっては)大事なこと。彼にはスケジュールがあり、それに忠実だ。しかしながら、長い話をする機会がこの後あるだろう」。英語についても「上手だ。上手だよ。彼が私にそう言ってほしいとは、私は思わないけどね。まだ長い話はしていないけどね。(イチローは友人で)イチは英語を話せる。イッペイが周りにいるほうが、彼も落ち着くんだと思う」と明かした。

 またこの日、アンドリュー・フリードマン編成本部長も取材に応じ、「ほとんどの選手は打撃ケージに入って、あまり深く考えずにスイングをすることだってある。彼はスイングをするたびに、投球する前のルーティンを行う」と姿勢を絶賛。「彼はどんな欲しいものリストでもトップに来る男。彼がドジャースの選手になるのは、本当に特別なことだ」と感慨深く語った。

 30球団最速のキャンプイン。ドジャースは3月20日、韓国・ソウルで行われるパドレスとの「MLBソウルシリーズ 2024」で一足先に開幕する。オフには1800億円を超える大補強を敢行。盤石な体制で世界一を目指す。

(Full-Count編集部)

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