メモなしで英語&スペイン語…松井裕樹が見せた語学力 地元メディアも拍手の2分間

キャンプに参加しているパドレス・松井裕樹(右)とダルビッシュ有【写真:編集部】
キャンプに参加しているパドレス・松井裕樹(右)とダルビッシュ有【写真:編集部】

抑え候補の一人も「勝ちゲームで投げられるように」

 パドレスに加入した松井裕樹投手は11日(日本時間12日)、米アリゾナ州ピオリアでキャンプ初日を迎えた。同僚のダルビッシュ有投手らとともに遠投や守備練習などで調整し、「いい汗かけました」と清々しい表情を浮かべた。

 全体練習前の取材対応では、自ら切り出して英語とスペイン語で約2分間のスピーチ。メモを一切見ることなく、入団の喜びやファンへの感謝を語ると、流ちょうな英語に地元メディアから大きな拍手が起こった。

 憧れのメジャーの舞台での新たな挑戦。「こういう緊張感は久しぶり。すごくいい刺激になる」と気を引き締める28歳。日本では守護神の地位を築いたが、新天地での役割はまだ決まっていない。元阪神のロベルト・スアレス投手らとともに抑え候補に名前の挙がる松井は「まだ実績もないし、しっかりとこっち(メジャー)のバッターを抑えて、勝ちゲームで投げられるように頑張っていきたい。やりすぎないくらいに前のめりに(調整を)やってます」と意欲を見せた。

 これまでも多くの日本人投手が苦しんできた滑ると言われるメジャーリーグの公式球への対応については、「肌身離さずボールを触っていくことを大事にした」とオフの期間から適応に注力。メッツの千賀滉大投手からアドバイスをもらうなどし、「しっかり準備してきたつもりなので、僕自身も(WBCのあった)昨年とは違う場所にいる。自分の状態は理解しています」と自信を見せた。

 3月20日、21日に大谷翔平と山本由伸両投手の所属するドジャースと韓国で開幕を迎えるパドレス。例年よりも早い開幕に「自分の状態、投げていくペースというのは早いと思う。バッターにしっかり投げられるような準備をしていきたい」と松井。13日(同14日)に投球練習、その後は2度のライブBP登板を経て、オープン戦デビューとなる見込みだ。

(Full-Count編集部)

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