断トツ首位打者なのに…2億円を争い球団に敗北 公聴会まで縺れた“銭闘の結末”

マーリンズのルイス・アラエス【写真:Getty Images】
マーリンズのルイス・アラエス【写真:Getty Images】

マーリンズとアラエスの年俸調停の公聴会が行われ、球団寄りの判断

 マーリンズのルイス・アラエス内野手の年俸調停は、14日(日本時間15日)に公聴会が行われ、仲裁人がマーリンズ寄りの判断を出した。昨季のナ・リーグ首位打者に輝いたヒットメーカーと球団の争いを、米移籍情報サイト「MLBトレード・ルーマーズ」が伝えている。

「El Extrabase」のダニエル・アルバレスモンテス氏によると、アラエスは1200万ドル(約18億円)を要求していたが、年俸は1060万ドル(約15億9400万円)になるという。年俸1080万ドル(約16億円2500万円)という予想もされていたが、仲裁人は間の額を取ることはできず、今回はマーリンズの側に立った。

 アラエスは昨季147試合に出場して打率.354、10本塁打、OPS.862をマークし、首位打者に輝いた。同記事によると、全打席の5.5%しか三振せず、球界ダントツのコンタクトヒッターだったという。一方、昨季の10本塁打がキャリアハイとパワーヒッターではなく、二塁の守備にも疑問があるとされている。

 昨季の前半戦は打率4割をキープし、イチロー氏(マリナーズ会長付特別補佐兼インストラクター)とも比較されるなど、大きな注目を集めた。最終的には打率.354に終わったが、2位のロナルド・アクーニャJr.でも.337と大差をつけている。今季もさらなる高打率を記録すれば、評価は上がっていくはずだ。

(Full-Count編集部)

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