“銭闘”で敗北→わずか1日で放出 5000万円を争った結末…トレードの駒にされた28歳

マーリンズへトレードとなったニック・ゴードン【写真:Getty Images】
マーリンズへトレードとなったニック・ゴードン【写真:Getty Images】

ゴードンはツインズ相手の年俸調停の公聴会で敗れた次の日にトレード放出

 ツインズとマーリンズは11日(日本時間12日)、ニック・ゴードン内野手とスティーブン・オカート投手との交換トレードに合意した。米移籍情報サイト「MLBトレード・ルーマーズ」が報じた。ゴードンは前日10日(同11日)、ツインズ相手の年俸調停の公聴会で敗れたばかりだった。

 同記事は「トレードはゴードンの年俸調停公聴会の決定が出たその翌日に起きた」と伝えた。MLB公式サイトのマーク・フェインサンド記者によれば、ゴードンは125万ドル(約1億8800万円)を要求したが、調停で敗れて年俸90万ドル(約1億3500万円)を受け取ることになるという。

 マーリンズなどでプレーしたディー・ストレンジゴードンを兄に持つ。2014年ドラフト1巡目(全体5位)でツインズに指名され、超有望株として期待された。しかし、2021年にメジャー昇格すると、3年間で243試合に出場し打率.250、15本塁打、OPS.685。大きなインパクトを残せず、去ることになってしまった。

 記事では「マーリンズでは遊撃手のニーズを満たす答えにはならなさそうだが、ジョン・バーティが遊撃手で多く出場することになれば、ゴードンがバーティに代わって主要なユーティリティの選択肢となるかもしれない」と予想。まさかのトレード放出となったが、新天地で飛躍のきっかけを掴みたいところだ。

(Full-Count編集部)

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