20歳逸材は「日本を代表する投手になる」 侍連続選出…指揮官が絶賛する“武器”

日本ハム・根本悠楓【写真:荒川祐史】
日本ハム・根本悠楓【写真:荒川祐史】

日本ハムの4年目左腕・根本悠楓は2大会連続で侍ジャパンに選出

 日本ハム・根本悠楓(はるか)投手が3月6、7日に行われる「カーネクスト 侍ジャパンシリーズ 2024 日本 vs 欧州代表」(京セラドーム)の野球日本代表「侍ジャパン」に選出され、一気に注目度が上昇している。

 根本は昨年11月の「カーネクスト アジアプロ野球チャンピオンシップ 2023」に続く選出。同大会で第2先発として2試合に登板し、打者16人に対し、許した出塁は三塁へのバント安打のみ。防御率0.00と好投した。

 苫小牧中央高から2020年ドラフト5位で入団した3年目。昨季はわずか5試合に登板で3勝1敗、防御率2.88だった。2022年から登板数は減ったが、奪三振率8.28やWHIP1.04などは同年の数値を上回っている。侍ジャパンの井端弘和監にとっては昨年のシーズン中から注目していた“秘蔵っ子”的な存在だ。

 アジアプロ野球チャンピオンシップで第2先発として起用していた理由については「レギュラーシーズンを見ていても、立ち上がりから一回りは、相手バッターはほとんど手も足も出ない」「あのボディターンの速さっていうところでは、初対戦では、一回りは確実に抑えてくれる」と説明していた。

 まだ20歳と若いこともあり「体力とか体を鍛えて、長いイニング持つようになれば、日本を代表するピッチャーになれるんじゃないかなとは思ってます」と伸びしろにも期待している。

 井端監督は今月14日のメンバー発表会見で「代表経験者はいますし、初めての若い選手とバランスよく選べたかなと思います」と選考に自信。根本は「とても嬉しいです。任された場所で、全力で腕を振っていきます。また先輩方からたくさん吸収して、シーズンに活かしていきたいと思います」とコメントした。

 逸材20歳が侍のマウンドで再び躍動するか。その投球が注目される。

(Full-Count編集部)

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