「三振数は増え続け…」日系3世、元有望株の試練　通算50本塁打も…遠ざかるメジャー

ヒウラがタイガースとマイナー契約合意、昨季メジャー出場ゼロに終わった

　タイガースは16日（日本時間17日）、ケストン・ヒウラ内野手とマイナー契約に合意したと米ニューヨーク・ポスト紙の敏腕記者、ジョン・ヘイマン氏らが伝えた。地元紙「デトロイト・フリープレス」のエバン・ペゾルド記者によると、メジャー昇格した場合に200万ドル（約3億円）プラス出来高を受け取る。

　長打力が売りの日系3世も27歳を迎えた。2017年ドラフト1巡目（全体9位）でブルワーズに指名され、2019年にメジャーデビューすると84試合に出場し、打率.303、19本塁打、OPS.938と大ブレーク。7月にはルーキー・オブ・ザ・マンスや週間MVPにも輝くなど、メジャーを代表する若手有望株の1人となった。

　しかし、2020年は50試合に出場して打率.212、13本塁打、OPS.707と大きく成績を落とす。2021年には61試合で打率.168、4本塁打、OPS.557と不振に陥ったが、2022年には80試合で打率.226、14本塁打、OPS.765とやや持ち直した。しかし、2023年にはマイナー降格となり、メジャー出場ゼロに終わっている。

　米最大の移籍情報サイト「トレード・ルーマーズ」は、「パワー面で優れた成績を残したが、同時に心配させられるような三振数だ」と問題点を指摘。ブレークした2019年から三振は多かったが、徐々に改善すると見られていた。しかし、「逆の現象が起きた。三振数は増え続け、頻繁にマイナーへ降格した」としている。

（Full-Count編集部）