韓国で無双投球→大麻摘発で電撃退団 逆輸入も防御率7.71…転落した元大物助っ人

カージナルス在籍時のアーロン・ブルックス【写真:Getty Images】
カージナルス在籍時のアーロン・ブルックス【写真:Getty Images】

アスレチックスはブルックスとマイナー契約、5年ぶり3度目の古巣復帰

 アスレチックスはアーロン・ブルックス投手とマイナー契約を結んだ。2019年以来5年ぶり3度目の古巣復帰で、メジャー昇格を目指す。KBO(韓国プロ野球)の起亜に所属していた2021年、大麻を密輸して吸入した容疑で起訴されて退団。その後はマイナー契約で米国に復帰したが、キャリアは暗転していた。

 2011年ドラフト9巡目(全体276位)でロイヤルズに指名されると、2014年にメジャー初登板。2015年にベン・ゾブリストとのトレードで、ショーン・マネイアとともにアスレチックスへ移籍し、2016年にはカブスにトレード移籍。ブルワーズ傘下を経て、2018年に金銭トレードでアスレチックスに復帰した。

 2019年は2球団で計29登板(18先発)で6勝8敗、防御率5.65とメジャーに定着したが、2020年に韓国球界に移籍して大物助っ人として期待を集めた。1年目は23試合に先発して11勝4敗、防御率2.50と格の違いを見せたが、2021年8月に税関で輸入した電子タバコから大麻成分が検出されたとして退団となった。

 韓国メディアによると懲役2年6か月、執行猶予3年の判決を受け、2022年にはカージナルスとマイナー契約を結んで母国に戻った。しかし、メジャー昇格したものの5試合で防御率7.71。その後のメジャー登板はなく、「SPOTVニュース」は「今年まで失敗すれば、今後はもっと険しい旅が待つしかない」と評している。

(Full-Count編集部)

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