ヤ軍は105億円男を「手放すべきじゃなかった」 1億円でエ軍へ…見せた“伝説”の再現

ヤンキース時代のアーロン・ヒックス【写真:Getty Images】
ヤンキース時代のアーロン・ヒックス【写真:Getty Images】

エ軍加入のヒックス…かつて170キロを記録した爆肩を発動

 今季エンゼルスに加入したアーロン・ヒックス外野手が持ち前の爆肩を炸裂させた。右翼の守備から本塁へドンピシャのワンバウンド送球で、走者をアウトに。2018年オフにヤンキースと7年7000万ドル(約105億円)契約を結ぶも昨季途中に解雇され、オリオールズで復調した34歳。SNSには「ヤンキースは彼を手放すべきじゃなかった」「ありがとう、ニューヨーク」と声が寄せられている。

 ヒックスは25日(日本時間26日)のロイヤルズとのオープン戦に「1番・右翼」で出場。2回2死ー、二塁でCJ・アレクサンダーが放った安打を捕ると強肩を発動した。レーザー送球がワンバウンドで捕手のミットに収まり、本塁を狙った二塁走者のドリュー・ウォーターズをアウトに。かつて外野からの送球で170キロを記録した強肩を披露した。

 ヒックスはヤンキースとの契約を残し、昨季途中に解雇。加入したオリオールズで65試合に出場、打率.275、7本塁打、31打点と復活の兆しを見せ、FAとなったオフにエンゼルスに加入した。

 米最大の移籍情報サイト「トレード・ルーマーズ」によると、エンゼルスが払うのはメジャー最低保証年俸である74万ドル(約1億1000万円)の日割分のみ。残りはヤンキースが負担するため「ヒックスが調子を取り戻すかもしれないという賭けにエンゼルスが出ることは理にかなっている」と伝えている。

 SNSには「ヤンキースはこの男と契約すべきだった。もったいないことしたね」「すごいプレーだ!」「このスローはパーフェクト」「彼はスペシャル」「ヤンキースが手放したことは理解に苦しむ」「美しいスロー!」「アメージング」「キャノン」とコメントが並んだ。2018年にヤンキースで27本塁打を放つなど通算108発の34歳は新天地で完全復活を遂げるか、注目される。

【実際の映像】ヤ軍は「手放すべきじゃなかった」 伝説の強肩をエ軍で再現…ヒックスの高速レーザー

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