鈴木誠也、今季初安打は痛烈左前打 渡米3年目で自己最速安打も「まだフワフワ」

キャンプで汗を流すカブス・鈴木誠也【写真:ロイター】
キャンプで汗を流すカブス・鈴木誠也【写真:ロイター】

「どんどん積極的に打っていこうという意識でいました」

 カブスの鈴木誠也外野手は26日(日本時間27日)、敵地のロイヤルズ戦でオープン戦初出場した。「2番・右翼」で先発出場し、3回の第2打席で今季初安打となる左前打を放った。2打数1安打で途中交代。「無事に怪我なく1試合目を過ごせたので良かったです。対外試合でどんどん積極的に打っていこうという意識でいました。それがしっかりできた」と語った。

 今季初安打は3回2死に生まれた。2ボールから、右腕ダフィーの内角球を左前へライナーで打ち返した。「ファーストスイングからどんどん振っていけている。今日はヒットどうこうより、どんどん振れたのが良かった」。初回1死は二飛。5回2死で代打を送られて途中交代となった。「まだフワフワしている感じもありますし、変な感じはしますけど、まだ1試合目だと思っていますし、まだ数多く試合に出ると思うので、そこで感覚が戻ってくるのかなと思います」と前を向いた。

 2022年はオープン戦4試合で初安打が生まれ、昨年は左脇腹の張りでオープン戦に出場しなかった。オープン戦初戦での安打は、メジャー3年目で自己最速となった。「とりあえず怪我をしないように。試合は、自分のやりたいことができるのか。あまり余裕をかましながらやっていると。開幕が来て焦るのも嫌なので。そこら辺は集中してやるようにしています」と表情を引き締めていた。

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