大谷翔平、日米初の一塁手へ準備「そうなってからでは遅い」 外野手グラブも用意

囲み取材に応じたドジャース・大谷翔平【写真:小谷真弥】
囲み取材に応じたドジャース・大谷翔平【写真:小谷真弥】

外野手では2021年に7試合でプレー、一塁手ではプロ入り後なし

■ドジャース ー Wソックス(日本時間28日・アリゾナ)

 ドジャースの大谷翔平投手は27日(日本時間28日)、仰天の準備を見せた。ニューバランス製の外野手グラブと一塁手ミットを用意。今季は右肘手術明けのシーズンとなるが、スプリングトレーニング中から守備へ就く構えだ。

 試合前のクラブハウス。大谷がダンボール箱から「17」と刺繍の入った外野手グラブと一塁ミットを取り出した。グラブをパンパンと叩いて感触も確かめると、ロッカーの最上段の棚に置いた。

 大谷が外野手としてプレーしたのはエンゼルス時代の2021年に7試合でプレーしたのが最後。一塁手では日本ハム新人だった2013年から1試合もプレーしていない。

 この日の試合後には「そういうこともあるかもねという、みんなに言えることですけど。そうなってからでは遅いので。事前の準備がどういうときも大事かなと」と話した。

 これまでにデーブ・ロバーツ監督は地元放送局のインタビューで、シーズン終盤に左翼手として起用する可能性に言及。大谷の代理人を務めるネズ・バレロ氏は右腕のキャッチボールの再開時期について、「シーズンが始まって、4月に行うのがいいと思う」との見解を示しているが……。果たして四刀流・大谷翔平は見られるのだろうか。

(小谷真弥 / Masaya Kotani)

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