キャンプ打ち上げも…バウアーに“音沙汰なし” メジャー熱望も、厳しくなる日本復帰

DeNAから自由契約となっているトレバー・バウアー【写真:荒川祐史】
DeNAから自由契約となっているトレバー・バウアー【写真:荒川祐史】

メジャーではバウアー以外の大物投手も去就未定、市場の動きにも注目

 29日でプロ野球の全球団がキャンプを打ち上げ、3月29日の開幕戦に向けてオープン戦を戦っていく。そんな中、いまだ今季の所属チームが発表されていないのが、昨季はDeNAでプレーしたトレバー・バウアー投手。メジャー復帰を熱望してオファーを待っているとされるが、音沙汰のない状況が続いている。

 バウアーはドジャース時代の2021年、性的暴行などの疑いで複数の女性から訴えられ、324試合の出場停止処分を受けた(後に194試合に軽減)。昨季はDeNAでプレーし、球団の外国人投手では史上最多タイとなる10勝(4敗)、防御率2.76、130奪三振をマークした。しかし、オフには自由契約となっていた。

 メジャー復帰を熱望しているとされ、米国の様々な番組にも出演し、最低年俸でもプレーするなどと“売り込み”を行っていた。しかし、2月後半になると、米メディアの話題にも挙がらなくなっている。最後にプレーしたドジャースの地元紙「ロサンゼルス・タイムズ」によると、厳しい状況に「自分は刑期を終えた。復帰する機会をもらう資格があるのでは?」と話しているという。

 キャンプを終えたNPB球団が、3月に入ってから新戦力を獲得する可能性は低くなってきている。一方、メジャーでは昨年のサイ・ヤング賞に輝いたブレイク・スネル投手やジョーダン・モンゴメリー投手ら大物の去就が未定のまま。市場の動き次第ではチャンスが出てくるのか否か。今後の動向にも注目だ。

(Full-Count編集部)

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