山本由伸が衝撃デビュー…昨季王者を「なぎ倒した」 2回3K無失点に米称賛の嵐

レンジャーズ戦に登板したドジャース・山本由伸【写真:荒川祐史】
レンジャーズ戦に登板したドジャース・山本由伸【写真:荒川祐史】

ストライク率驚異の84.2%…昨季王者レンジャーズ打線に好投

■レンジャーズ ー ドジャース(日本時間29日・アリゾナ)

 ドジャース・山本由伸投手は28日(日本時間29日)、敵地レンジャーズとのオープン戦に先発登板し、2回1安打無失点3奪三振で降板した。上々のメジャー初デビューに米全国紙「USAトゥデイ」のボブ・ナイチンゲール記者は「ヨシノブ・ヤマモトはレンジャース打線をなぎ倒し、デビュー戦で印象を残した」と称賛の嵐だった。

 初回、先頭のセミエンを空振り三振に仕留め、メジャー“初アウト”を奪った。続くカーターに中前打を浴びたが、続くラングフォードを三ゴロ併殺に打ち取り、3人で切り抜けた。2回も2個の三振を奪い、3者凡退でマウンドを降りた。

 最速は96マイル(約154.5キロ)で昨季のワールドシリーズチャンピオンを圧倒した。ナイチンゲール記者は「次々にストライクを投げ、対戦した打者6人から3つの三振を奪った」と絶賛。「FOXスポーツ」でアナリストを務めるベン・バーランダー氏も「デビュー戦に登板したヨシノブ・ヤマモトはえげつない投球を見せた」と驚愕していた。

 また、この日投じた19球中16球がストライク。驚異のストライク率84.2%だった。地元メディア「ドジャース・ネーション」のダグ・マッケイン記者は「針の穴を通す制球。ヤマモトの速球はどのリーグでも通用する。昨年ヤマモトの平均速球は95.3マイル(約153.4キロ)だったが、それより速い球を投げることができる。ヤマモトは特別なものを持っている」と賛辞が止まらなかった。

 山本はこれまで実戦形式の打撃練習「ライブBP」で2度登板するなど調整を行ってきた。3月20日から韓国で行われるパドレスとの開幕2連戦で公式戦デビューする予定となっているが、順調そうな仕上がりを見せた。

(Full-Count編集部)

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