大谷翔平を指揮官絶賛「今日もいい1日」 3安打で驚異の打率.714「集中できている」

ロッキーズ戦に出場したドジャース・大谷翔平【写真:荒川祐史】
ロッキーズ戦に出場したドジャース・大谷翔平【写真:荒川祐史】

3打数3安打2打点の大活躍、7打席連続出塁に伸ばした

■ドジャース 7ー4 ロッキーズ(オープン戦・日本時間4日・グレンデール)

 ドジャース・大谷翔平投手は3日(日本時間4日)、アリゾナ州グレンデールで行われたロッキーズとのオープン戦に「2番・指名打者」で先発出場し、3打数3安打2打点の大暴れを見せた。2月27日(同28日)の移籍後初の対外試合から7打席連続出塁。デーブ・ロバーツ監督は「集中できているように見える。打席内容がいい。際どい球を見逃すことができているし、打球も良かった。今日もショウヘイにとっていい1日だった」と絶賛した。

 大谷の勢いが止まらない。初回無死一塁の右前打で3点の先制劇を演出すると、2回1死二塁では中堅フェンス直撃の適時三塁打を放った。あと数十センチで本塁打という大きな当たり。本塁打を確信したのか走るスピードを緩める一打は打球速度117マイル(約188.3キロ)。エンゼルス時代の2022年4月10日(同11日)のアストロズ戦で記録した自己最速119.1マイル(約191.7キロ)に迫る弾丸ライナーだった。

 これでオープン戦は7打数5安打の打率.714、1本塁打、5打点。長打率1.429、OPS2.207と異次元の数字に伸ばした。右肘手術明けとは思えない調整ぶり。指揮官も「私たちが予想していたよりも回復が早い。冬に話した時は『いい状態。素晴らしい感じ』と話していた。彼自身も回復具合に元気づけられていた。もちろん素晴らしいことなんだけど、彼は驚いていないと思う」と話した。

 休養日明けとなる5日(同6日)の古巣・エンゼルス戦、6日(同7日)のホワイトソックス戦と今季初めて連続出場する。「回復状況はとてもいいし、彼は連続試合出場を望んでいる。間違いなく、いい兆候だと思う。(対エンゼルス戦は)素晴らしい日になると思うし、全員が興奮すると思う」と指揮官。3月20日に韓国で行われるパドレスとの開幕戦まで2週間ちょっと。すでに万全の仕上がりを見せている。

(小谷真弥 / Masaya Kotani)

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