中日逸材が「ほんまに凄い」 育成→支配下→侍J…怒涛の“進化”に衝撃「今年も期待」

中日・松山晋也【写真:矢口亨】
中日・松山晋也【写真:矢口亨】

2日のヤクルト戦で154キロを計測…OP戦は3試合連続で無失点

 中日・松山晋也投手は2日、ヤクルト戦(バンテリンドーム)の9回に登板し、自己記録にあと1キロに迫る154キロも計測するなど3者凡退に抑えた。オープン戦はこれで3試合連続で無失点。躍動感溢れる投球に「これは打てない」「今年も期待」と竜党から熱視線が送られた。

 0-6で迎えた9回に登板した松山は、先頭の長岡からを152キロのストレートで空振り三振を奪うと、増田は右飛、北村拓の打席では154キロも計測。最後はフォークで遊ゴロに仕留めて降板した。これでオープン戦は3試合無失点。いずれも9回に登板するなど首脳陣の期待の高さもうかがえる。

 八戸学院大から2022年育成ドラフト1位で中日入団。1年目から2軍の守護神として10セーブを挙げ、6月に支配下昇格した。1軍では36試合に登板し、自責点はわずかに5、防御率1.27。奪三振率は30イニング以上で両リーグ1位の12.74とブレークし、「カーネクスト 侍ジャパンシリーズ 2024 日本 vs 欧州代表」(3月6日、7日、京セラドーム)に出場する野球日本代表「侍ジャパン」のメンバーにも選出された。

 支配的なピッチングを見たファンは「数字以上にボールが来るんやろな」「ダイナミックなフォーム」「去年育成ドラフト1位で入団した選手だと誰が信じられるだろう」「ほんまに凄い」と、球威やシンデレラストーリーに注目。日本代表、中日ブルペンの柱として、23歳右腕の投球から目が離せない。

(Full-Count編集部)

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