30HR&100打点に太鼓判も「プライドはどうなるか」 OB指摘…巨人新助っ人の懸念材料

巨人に加入したルーグネッド・オドーア【写真:Getty Images】
巨人に加入したルーグネッド・オドーア【写真:Getty Images】

ラミレス氏がオドーアを分析「活躍次第で優勝争いに加わることが可能」

 ヤクルト、巨人、DeNAで活躍し、外国人初のNPB通算2000安打を達成したアレックス・ラミレス氏が、巨人に加入したルーグネッド・オドーア外野手の“2つの懸念点”を指摘した。自身のYouTube「ラミちゃんねる」を更新。「ジャイアンツはいい選手を獲得した。彼の活躍次第で優勝争いに加わることが可能だろう」と能力を絶賛しつつ、挙げた気になる点とは――。

 メジャー通算178発を誇るオドーアについて「メジャーで残した数字は素晴らしい。日本でも30本塁打以上打つことができると思う。100打点も難しくないだろう。打率も2割8分から2割9分。どれくらい四球を選ぶかだね。四球が増えれば出塁率も上がり打率も少し上がるだろう。四球の数が重要になってくる」と分析する。

 その上で、指摘した懸念材料の1つ目は守備面だ。メジャーでは二塁手で1067試合、三塁社で44試合、一塁手で1試合、右翼手で9試合出場したことを紹介しつつ「二塁を多く守っていい守備を見せていたが、外野守備の経験は少なく、もうベテランの域なので守備範囲も少し狭まっているだろう。そうなってくると守備要員が必要。勝っていれば7回か8回に守備要員がいくので、打席数が減る。メジャーでバリバリやっていた彼のプライドはどうなるか。メジャーであればそんなことはなかったからね。そこを彼がどう受け取るか」。

 またストライクゾーンの違いにも対応する必要がある。「メジャーではボールのところでストライクを取られればどういう反応をするだろうか? メジャーでは熱くなる性格が少し有名で、審判や相手チームの選手といざこざを起こしていたよね。日本の野球はメジャーと全然違うのでそこをどう対応していくかも重要」と話した。

「実は僕はオドーアの叔父さんと仲がいい。昔一緒にプレーしていた。叔父さんから電話があってオドーアにアドバイスしてくれと頼まれた」と明かしたラミレス氏。自身は日本で成功を収め、DeNAで監督も務めただけに「オドーア選手は10年もの間メジャーで成功した選手なので『日本に野球を教えに来たぞ』くらいの感覚なのか、謙虚に日本の野球を学ぶ姿勢でいるかだね。この点も気になるところなんだ」と成功するための秘訣も口にした。

【実際の映像】メジャー178発、巨人新助っ人の「プライドはどうなるか」 活躍のカギを語るラミレス氏

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