HR王になっても届かぬ“ゴジラの116” 今季更新なるか…大谷翔平に立ちはだかる壁

ヤンキースなどで活躍した松井秀喜氏(左)とドジャース・大谷翔平【写真:Getty Images、荒川祐史】
ヤンキースなどで活躍した松井秀喜氏(左)とドジャース・大谷翔平【写真:Getty Images、荒川祐史】

OP戦絶好調の大谷…日本人のシーズン打点記録を更新することができるか

 ドジャース・大谷翔平投手はここまでオープン戦3試合に出場し、7打数5安打の打率.714、1本塁打、5打点。OPSは2.207と、シーズンでの大活躍を予感させる成績を残している。昨季本塁打王に輝いた大谷にも、いまだ超えられていないシーズンの日本人記録があり、今季は記録更新に期待だ。

 打率.304、44本塁打95打点、OPS1.066を残した大谷だが、日本人のシーズン打点記録は松井秀喜氏が2005年に記録した116打点がトップ。4位まで同氏が占めている。大谷は、46本塁打を放った2021年の100打点が自己最多で、松井氏の2007年の103打点に次いで5位となっている。

 2005年の松井氏は、本塁打数は23本だったが、打率は渡米後最高の.305をマーク。タレント揃いの名門ヤンキースで中軸を務め、アレックス・ロドリゲス、ゲーリー・シェフィールドといった強打者らと100打点トリオを形成した。

 大谷は昨季、チームがシーズン中盤以降に低迷する中で一人気を吐き、日本人初となるア・リーグ本塁打王に輝いた。今季はドジャースでムーキー・ベッツ外野手、フレディ・フリーマン内野手とともにラインナップに名を連ねる予定だ。3日(日本時間4日)の試合でも、初回にMVPトリオの3連打で先制に成功。相手にとっては恐怖の打線だ。

 昨季まではチャンスで打席が周ってきても、敬遠で勝負を避けられることも多かったが、後ろに2020年ナ・リーグMVPのフリーマンがいれば、相手も簡単に敬遠策を取ることはできない。

 他にも松井秀が持つ日本人のメジャー通算本塁打記録175本にはあと4本と迫っている。ほかにも、ドジャースに在籍した日本人の本塁打記録は野茂英雄の4本となっており、万全の状態であれば4月には確実に更新するだろう。

(Full-Count編集部)

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