大谷翔平の隠れた好走塁 犠飛で二進…通算243盗塁の指揮官は感嘆「あれは良かった」

Wソックス戦で好走塁を見せたドジャース・大谷翔平【写真:ロイター】
Wソックス戦で好走塁を見せたドジャース・大谷翔平【写真:ロイター】

ロバーツ監督「さまざまな形で相手をやっつけることができる」

■ドジャース 12ー9 Wソックス(オープン戦・日本時間7日・グレンデール)

 ドジャースの大谷翔平投手は6日(日本時間7日)、アリゾナ州グレンデールで行われたホワイトソックス戦に「2番・指名打者」で先発出場した。2回に中前適時打を放つなど2打数2安打1打点。全3打席で出塁し、今季初盗塁も決めた。デーブ・ロバーツ監督は初回の攻撃で見せた隠れた好走塁を称賛した。

 初回無死一、三塁。大谷はフリーマンの左犠飛で一塁からタッチアップ。快足を飛ばして二塁進塁した。相手のスキをつく好走塁。現役時代、通算243盗塁を決めたロバーツ監督も感銘を受けていた。

「あれは良かった。いうまでもなくショウヘイは走れる。いい兆しだ。私が彼が塁上では積極的であるよう促しているが、今日はとても積極的だった」
 
 初回無死二塁では遊撃内野安打で出塁した。剛腕コペックの97マイル(約156キロ)に詰まらされたが、足でヒットにした。「詰まらされて二塁への当たりになったが、けっこう楽に一塁セーフ。ショウヘイはさまざまな形で相手をやっつけることができる。足の速さもその1つだ」と、ロバーツ監督は称えた。

 この日、フリーマンは自らの犠飛で二塁進塁した大谷の走塁について、「一番感心すべきこと」「今までに見てきたことの中で最も感銘を受けたことの1つ」などと絶賛していた。相手にダメージを与える好走塁にチーム内からも称賛の声が上がっている。

(小谷真弥 / Masaya Kotani)

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