ド軍ベッツが緊急コンバート 二塁→遊撃も「試合に勝つだけ」 開幕11日前も男気発言

試合前に取材に応じたドジャースのムーキー・ベッツ【写真:小谷真弥】
試合前に取材に応じたドジャースのムーキー・ベッツ【写真:小谷真弥】

2011年ドラフトでは遊撃手として指名された「楽しんでいるよ」

 ドジャースのムーキー・ベッツ外野手が8日(日本時間9日)、遊撃転向への思いを語った。キャンプインから二塁で準備してきたが、開幕2週間を切った中での緊急コンバート。「1番・遊撃」で先発出場するレッズとのオープン戦前に報道陣の取材に応じ、「誰だって気にしないと思うよ。気にするのは外の人だけ。中の人間は勝ちたいだけ。どのポジション、打順でも試合に勝つことだ」とクールに語った。

 ベッツが公式戦で遊撃を守ったのは昨季の16試合のみ。それでも、2011年ドラフトではレッドソックスから5巡目(全体172位)で遊撃手として指名された。フルシーズンでプレーするのは高校以来だという。「(遊撃は)全てにおいてタフだ。ドジャースでショートを務めるのは、大きなプレッシャーがあるけど、楽しんでいるよ」と前向きに語った。

 当初、遊撃を守る予定だったラックスが昨年2月に負った右膝前十字靭帯断裂から復帰のシーズンとなる。3月20日に韓国で行われるパドレスとの開幕戦まであと11日。ロバーツ監督は「ムーキーも勝利のためであれば、何でもやってくれる。ショートでの出場経験もあるし、(起用に)興奮している。今のドジャースにとってベストな判断だ」と期待を込めた。

(小谷真弥 / Masaya Kotani)

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