ルーキー投手が躍動…西武ドラ1が快投、ドラ5は無死満塁しのぐ　オリ3人は無失点

鷹・東浜は5回を無失点、ドラ2岩井が逆転打を許す

　ソフトバンクは13日、巨人とのオープン戦（PayPayドーム）に2-3で敗れた。初回に先頭の周東佑京内野手が二塁打。1死から近藤健介外野手の適時打先制した。3回には三森大貴内野手の二塁打などで2死一、三塁とし、柳田悠岐外野手の適時打で1点を追加した。

　先発の東浜巨投手は4回に1死一、二塁のピンチを招いたが、併殺打で切り抜ける。5回は先頭に安打を許すも後続を3人で打ち取り、5回82球4安打無四死球4奪三振無失点と好投した。

　しかし6回、古川侑利投手が梶谷に1号ソロを被弾。7回は長谷川威展投手が無失点でつないだが、8回にドラフト2位ルーキー、岩井俊介投手が安打、死球、振り逃げで2死満塁のピンチを招き、重信の2点打で勝ち越した。

　打線は8回に無死一、三塁の好機をつくるも、無得点。9回は3者凡退に終わった。周東、三森、中村晃外野手が2安打をマークした。

　日本ハムは広島とのオープン戦（エスコンフィールド）に1-6で敗れた。先発の根本悠楓投手は2回、堂林にソロ本塁打で先制を許し、3回にも2ランを被弾。4回を投げ4安打4奪三振3失点だった。

　5回から登板した北浦竜次投手は2回を無安打投球。7回はパトリック・マーフィー投手が登板するも、2死満塁から2者連続の押し出し四球で5点差となる。8回には石川直也投手が3者連続三振を奪ったが、9回にも山本拓実投手が失点した。

　打線は5回まで3四球も無安打。6回、松本剛外野手にチーム初安打が生まれたものの反撃にはつながらず、9回に相手ミスから得た1点のみに終わった。巨人からトレード加入した若林晃弘内野手が2試合連続でスタメン出場。2四球を選び、盗塁も記録した。

　西武は中日とのオープン戦（ベルーナドーム）に3-2で勝った。2回2死から外崎修汰内野手が内野安打と盗塁で二塁へ進み、炭谷銀仁朗捕手の適時二塁打で1点を先制した。ドラフト1位左腕・武内夏暉投手は4回を1安打2四球5奪三振無失点の快投を見せた。

　7回、2イニング目に入った3番手・渡邉勇太朗投手が2死から四球と盗塁でピンチを背負い、鵜飼の適時打で振り出しに。後続に四球を与え、辻本に適時打を浴び、勝ち越しを許した。

　3回以降は無得点に終わっていたが、8回に中村剛也内野手、ブランドン内野手、モンテル外野手の3連打で無死満塁に。暴投で追いつくと、元山飛優内野手の犠飛で勝ち越した。9回はドラフト5位ルーキーの宮澤太成投手が無死満塁とされるも無失点に抑えた。

　オリックスは楽天とのオープン戦（静岡草薙）に6-1で勝った。先発のドラフト5位ルーキー・高島泰都投手は2回を1安打1奪三振無四球無失点と好投。3回からは同6位の古田島成龍投手が登板。2回を1安打無四死球無失点だった。

　打線は3回、佐野皓大外野手の二塁打、福永奨捕手の安打で1死一、三塁とし、渡部遼人外野手の適時打で先制。5回には木下元秀外野手に1号ソロが生まれた。この一発はチームのオープン戦初本塁打だった。

　5回以降は鈴木博志投手、椋木蓮投手、同7位ルーキー・権田琉成投手がそれぞれ1イニングを無失点でつなぎ、8回に池田陵真外野手、野口智哉内野手、佐野の適時打で4得点。6点リードで迎えた8回は入山海斗投手が押し出しで1点を失うも、9回は才木海翔投手が無失点で締めた。

　敗れた楽天は、先発・田中将大投手が3回を39球3安打1失点、辛島航投手は3回を46球6安打1四球4失点。打線も6安打1得点に終わった。

　ロッテは阪神とのオープン戦（ZOZOマリン）に1-6で敗れた。先発のCC・メルセデス投手は初回から2イニング連続で3者凡退も、3回に2死二塁のピンチを背負い、近本の適時三塁打で1失点。3回を1安打1四球3奪三振1失点だった。

　打線は、相手先発・伊藤将の前に5回まで2安打1四球無得点。6回に2番手・村上を攻め、2死二塁で角中勝也外野手が同点の適時打を放った。

　しかし7回、田中晴也投手がミエセス、近本から適時打を浴びて勝ち越しを許す。8回には澤村拓一投手が失策により1点を失う。9回にも益田直也投手が佐藤輝の適時打で2失点を喫した、スコアは1対6に。

　ロッテは、2番手・二木康太投手が2回46球2安打1四球2奪三振無失点も、3番手以降が5失点。打線も5安打1得点でオープン戦9連敗中だった阪神に初勝利を献上した。

（「パ・リーグインサイト」編集部）