13年目で覚醒か…元ドラ1が驚異の打率.500 新フォームで衝撃猛打に「開幕サードある」

中日・高橋周平【写真:小池義弘】
中日・高橋周平【写真:小池義弘】

教育リーグ含めて今春は10打数5安打と打撃絶好調

 竜党を沸かす男が見事なアピールだ。中日・高橋周平内野手は12日、西武とのオープン戦(ベルーナドーム)に「6番・三塁」で出場すると3打数2安打。先制のホームを踏むなどの活躍を見せ、ファンも「今年こそは!」「立浪さんみたい」「開幕サードあるんちゃう」と興奮している。

 高橋周はこの日から1軍に合流。2回1死の第1打席で西武・平良海馬投手から右前打で出塁し、木下の安打では二塁から激走。ヘッドスライディングで本塁を陥れ、先制点をもたらす好走塁を披露した。7回にはボー・タカハシ投手から中前打を放ちマルチ安打。ここで交代した。

 2011年ドラフト1位指名で中日に入団。高卒1年目から1軍公式戦に出場するなど高い期待を受けてきたものの、自己最多本塁打は2018年の11本で、通算11年で903試合に出場し55本塁打、打率.261と完全開花とは言い難いシーズンを過ごしてきた。

 中日ファンの思い入れも強い選手だけに、この日の活躍は満足もののようで「まじでうれしい!」「泣けるわ」「やっぱり持ってるものが違う」という声が数多く上がった。さらに、昨年までよりバットのヘッドが投手方向に深く入ったフォームの変化に注目する声もあり「立浪監督みたい」「好調はその打ち方のおかげ?」「一瞬、立浪さんかと」と、指揮官の立浪和義監督と比較するファンもいた。

 プロ12年目の今季は、教育リーグを含めて12日までの3試合で10打数5安打の打率5割と打撃好調。ここ数年、中日は貧打にあえぎ、昨季は球団初の2年連続最下位に沈んだ。期待された30歳が救世主になるだろうか。

(Full-Count編集部)

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