楽天、開幕投手の25歳左腕が7回無失点 オリックスとロッテは計24安打の乱打戦

楽天・早川隆久【写真:徳原隆元】
楽天・早川隆久【写真:徳原隆元】

開幕投手の早川隆久が7回6安打0封、明大コンビも活躍の楽天が勝利

 楽天は16日、横浜スタジアムで行われたDeNAとのオープン戦に3-0で勝利した。

 先発の早川隆久は初回を3者凡退に抑えると、以降もテンポ良く投球を続ける。7回には先頭からの連打で一、二塁のピンチを背負うも難なく切り抜け、7回92球6安打1四球2奪三振無失点でマウンドを降りた。

 打線は6回、相手のエラーから無死一、二塁のチャンスを得ると、島内宏明の適時二塁打で先制。さらに茂木栄五郎の犠飛で2-0とした。9回には阿部寿樹の1号ソロで3点差とし、9回は新守護神の則本昂大が締めて試合終了となった。

 先制打を放った島内と伊藤裕季也が2安打を記録。先発の早川をはじめ投手陣も好投し、勝利を収めた。

T-岡田が9回に同点タイムリー、オリックスが計24安打の乱打戦を制す

 オリックスは16日、ZOZOマリンスタジアムで行われたロッテとのオープン戦に7-6で勝利した。

 初回、太田椋の1号初球先頭打者本塁打で先制すると、2回はセデーニョに1号2ランが飛び出す。4回には中川圭太の安打、宗佑磨の犠打で好機を演出し、廣岡大志、代打・ゴンザレスの連続適時打で2点を追加した。

 援護を受けた先発の山岡泰輔だったが、初回に岡大海の1号先頭打者本塁打で1点を失うと、2回にはソトに1号ソロを被弾。4回にも井上晴哉の犠飛と味方の失策で2失点を喫し、6回103球7安打3四球5奪三振5失点(自責点4)で降板した。

 5-5で迎えた7回に2番手の井口和朋投手が勝ち越しを許したが、打線が9回にT-岡田の適時打で同点に追い付くと、石川亮の犠飛で勝ち越しに成功。9回は横山楓が2死三塁とされるも無失点で締め、7-6で試合は終了した。14安打で7得点を挙げた打線では、太田、ゴンザレスが2安打1打点をマークしている。

 敗れたロッテは、先発の小島和哉が4回93球8安打1四球2奪三振5失点で降板。5回以降はリリーフ陣が無失点でつなぐも、9回に吉田凌が2失点を喫した。打線では、今季オープン戦初出場のソトが2打数2安打1打点、安田尚憲が2安打1打点の活躍。計10安打6得点も、あと一歩及ばなかった。

今井達也が5回8奪三振1失点の好投、西武がオープン戦4連勝

 西武は16日、PayPayドームで行われたソフトバンクとのオープン戦に勝利し、連勝を「4」に伸ばした。

 先発の今井達也は、初回に安打と暴投で三塁に走者を背負い、ウォーカーの内野ゴロの間に失点。2回以降は3イニング連続で3者凡退に抑えると、5回は2安打を浴びながらも3三振を奪い、追加点は許さず。5回78球3安打1四球8奪三振1失点でマウンドを降りた。

 一方の打線は4回、1死から中村剛也が二塁打で出塁。その後2死となるも、コルデロに1号2ランが生まれ、逆転に成功する。6回には代打・栗山巧の安打などで2死一、二塁とし、外崎修汰の適時二塁打で1点を追加。7回にも栗山の犠飛で4-1とリードを広げる。

 6回以降はリリーフ陣が好投。6回は糸川亮太が1安打3奪三振無失点、7回はヤンが3者凡退でつなぐ。8回は水上由伸が2死から2安打と四球で満塁のピンチを招いたが、後続を打ち取って無失点に。3点リードの9回はアブレイユが締めた。

 敗れたソフトバンクは、先発の有原航平が4回50球3安打無四死球1奪三振2失点。岩井俊介が2回2安打2死球1失点、渡邊佑樹が1/3イニングを1安打2死球1失点と、リリーフ陣も粘れず。打線は6安打1得点に終わった。

(「パ・リーグ インサイト」編集部)

(記事提供:パ・リーグ インサイト

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