山本由伸「想像できない」 開幕2戦目へ率直な思い…大谷へ感謝「馴染めた理由のひとつ」

会見に臨んだドジャース・山本由伸【写真:Getty Images】
会見に臨んだドジャース・山本由伸【写真:Getty Images】

21日のパドレスとの開幕2戦目に先発登…初球については「打たれたら困るので秘密」

 ドジャースの山本由伸投手は20日、高尺スカイドーム(韓国・ソウル)で行われるパドレスとの開幕戦前に会見に臨んだ。21日の第2戦に先発予定で、昨年12月に12年総額3億2500万ドル(約491億円)の大型契約を結んだ25歳がいよいよメジャーデビュー。「7年前の日本の登板のときと違うなと感じています。責任を持って投げていきたいなと思います」と意気込みを語った。

 山本は昨年、オリックスで史上初となる3年連続での投手4冠、MVPと沢村賞を獲得し、12月27日(日本時間28日)にドジャースと契約が発表された。オープン戦では、3試合に登板し、9回と2/3を投げ、0勝1敗、防御率8.38だった。「オープン戦の成績は確かに悪かった。そこはオープン戦だと割り切って。たくさん確認できましたし、開幕に向けて良い準備ができたと思います」と気持ちを切り替えた。

 15日に韓国入りし、登板3日前の18日にはブルペンでおよそ50球を投じる異例の調整を行った。19日にはブルペン入りせず、右翼フェンス付近でやり投げトレーニングに励んでいた。“メジャー初球”の球種については「打たれたら困るので秘密で。試合に勝つためのミーティング通りに投げます」と語った。「ほぼ全てのことが変わっての開幕。どうなるかが全く想像できない」と率直な気持ちを明かした。

 ドジャースは今オフ、山本のほかに大谷翔平投手、タイラー・グラスノー投手ら総額1800億円を超える大型補強を行った。会見では大谷についての感謝も。「合流した最初の日からすごく良くしてくれた。困ることがないようにサポートしてくれた。はやくチームに馴染めた理由のひとつにもなりました」と述べた。

 20日の開幕戦ではドジャースはグラスノー、パドレスはダルビッシュが登板する。山本はダルビッシュについて「もちろん選手として素晴らしい成績を残し続けている。それ以上に人としての素晴らしい……完璧に見えるような方。心から尊敬できると思います」と語った。

 デーブ・ロバーツ監督も山本のオープン戦については「でも、私はその登板のことを考えすぎている訳ではない」と心配していない。「だから、明日は120球投げることはないよ。でも、いい投球をしてくれるだろう」と期待した。

(Full-Count編集部)

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