ドジャース、水原一平通訳を解雇 違法賭博に関与、少なくとも6.8億円を送金か…米報道

ドジャース・大谷翔平(左)と水原一平氏【写真:荒川祐史】
ドジャース・大谷翔平(左)と水原一平氏【写真:荒川祐史】

水原氏は2017年オフから大谷の通訳を務めていた

 ドジャースは大谷翔平投手の通訳を務めている水原一平氏を解雇したと米ロサンゼルス・タイムズ紙が20日(日本時間21日)に伝えた。

 同紙によると、水原氏は大谷の資金を盗用し、違法賭博に関与した疑いがあるという。ドジャース関係者は20日付で解雇したことを認めた。

 大谷の代理人は同日、捜査対象とされている違法なブックメーカーに賭けるために、大谷の資金を盗んだとして水原氏を告発した。その額は少なくとも450万ドル(約6億8000万円)にのぼるという。

 米メディアはこの件を続々と報道。米スポーツ局「ESPN」は「大規模な窃盗容疑の最中、ドジャースがショウへイ・オオタニの通訳を解雇」と報じた。水原氏が賭博で負債を負った先は、連邦捜査下にある南カリフォルニアのブックメーカー事業だったと、複数の情報筋が伝えた。

 大谷は2017年オフにエンゼルスに加入。水原氏は通訳としてだけでなく、練習パートナーや運転手など幅広くサポートし、昨オフのドジャース移籍後も同選手の通訳を務めていた。

 ドジャース移籍後は大谷だけでなく、山本由伸投手の登板中に同投手の通訳を務めた。20日にソウルの高尺スカイドームで行われたパドレスとの開幕戦にもチームに帯同していた。

【写真】20日の開幕戦でもベンチ入りしていた水原一平通訳

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