水原一平氏が強調、大谷翔平は「かかわっていません」 米インタで明言「全て自分のせい」

ドジャース・大谷翔平(左)と水原一平通訳【写真:Getty Images】
ドジャース・大谷翔平(左)と水原一平通訳【写真:Getty Images】

ESPNの取材に応じた水原一平氏「野球に賭けたことはありません」

 ドジャースは20日(日本時間21日)、大谷翔平投手の通訳を務めている水原一平氏を解雇したと発表した。違法賭博に関与したと、米複数メディアが伝えていた。水原氏はこの問題が公になる前日の19日(同20日)、米スポーツ局「ESPN」の取材に対して、大谷が全く関与していないことを明言した。

 記事によると、水原氏は「みなさんに知っていただきたい。ショウへイは賭博には一切かかわっていませんでした。私は、これが違法だと知らなかったということも皆さんに知っていただきたい。私は辛い経験から学びました。もう二度とスポーツ賭博はしません」と強調した。

 水原氏は「野球に賭けたことはありません。100%真実です。ルールは分かっています……スプリングトレーニングでミーティングがあります」と語る。

 MLBの選手や職員は野球以外のスポーツに賭けることは許されているが、違法ブックメーカーや海外ウェブサイトで賭けてはならない。MLBの規則本には、違法ブックメーカーを介しての賭けはコミッショナー判断で処罰の対象になるとある。

「ずっと負け続けた。雪だるま式だった」

 水原氏は2021年、サンディエゴでのポーカーのゲーム中、違法賭博で連邦捜査の対象となっているマシュー・ボウヤー氏と会い、その年から彼を介して“つけ”で賭け始めたと明かした。損失は2022年終わりころには概算で100万ドル(約1億5000万円)以上に膨れ上がり、そこからさらに増えていったという。

「私は賭博の才能がない。二度としない。一度も勝ったことがない。自分で墓穴を掘って、その穴がどんどん大きくなった。つまりその穴から抜け出すためにもっと高額を賭けなければいけないことを意味し、ずっと負け続けた。雪だるま式だった」

 記事によると、大谷は負債を肩代わりすることに合意した後、自身のパソコンにログインして電信送金。水原氏は大谷に、肩代わりしてくれたお金を返済すると伝えたという。

 ところが、水原氏は20日(同21日)、自身が賭博をしていたこと、負債があったことなどについて大谷は全く知らなかったと主張。自身が前日に語ったことのほとんどを撤回した。「自分がしたことは全て自分のせいであることは明らかです。その結果を受け入れる準備はできています」とも述べた。

(Full-Count編集部)

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