永久追放まで発展した“違法賭博事件” 米記者が水原氏の状況と比較「ローズと違う」

水原一平元通訳【写真:Getty Images】
水原一平元通訳【写真:Getty Images】

米放送局「ESPN」のパッサン記者「間違いなく、この話題で重要なことだ」

 ドジャース・大谷翔平投手の通訳を務めていた水原一平氏が、違法賭博に関与した疑いがあると米メディアに報じられている。球団は21日(日本時間22日)に水原氏を解雇。米放送局「ESPN」のスポーツトーク番組「ザ・パット・マカフィー・ショー」では、過去の違法賭博事件と比較して議論している。

 同局のジェフ・パッサン記者は「弊社(ESPN)に所属するティシャ・トンプソン記者が報じた記事によると、イッペイ・ミズハラ氏は国際サッカー、NFL、大学フットボール、NBAに賭けていた。野球は賭けていない」と言及。同番組の司会を務めるパット・マカフィー氏も「それは重要なことだ」と頷いている。

 過去にメジャーリーグを揺るがした違法賭博事件と言えば、ピート・ローズ氏の永久追放とブラックソックス事件が有名だ。歴代1位の通算4256安打をマークしたローズ氏は、現役引退後の1989年に野球賭博をしたとして永久追放処分を受けた。ペナルティの基準となったのは、1919年にホワイトソックスの8選手が賄賂をもらって八百長に加担したとされるブラックソックス事件だ。

 どちらの事件でも共通しているのは、自身の関わる野球で賭博に興じていた点だ。パッサン記者は「ああ。重要なことだ。間違いなく、この話題で重要なことだ。なぜなら、ピート・ローズやブラックソックス・スキャンダルとは違うからだ」と言及。まだはっきりしていない点も多いが、こう結論付けている。

(Full-Count編集部)

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