80歳とは思えぬ驚愕の打棒、MVPは61歳 ファン胸熱、西武初のOB戦…レジェンドが躍動

西武のOB戦に出場した土井正博氏【写真:小林靖】
西武のOB戦に出場した土井正博氏【写真:小林靖】

80歳の土井正博氏が鮮やか流し打ち…ライトゴロも大盛り上がり

 西武初のOB戦「LIONS CHRONICLE 西武ライオンズ LEGEND GAME 2024」が16日、ベルーナドームで行われた。レジェンドたちが出場するとあって、チケットは早い段階で完売。当日は開場前から多くのファンが球場を訪れ、グッズショップには長蛇の列ができた。試合開始前には豪華メンバーによる「レジェンドゲームトークショー」やサイン会なども行われた。

 試合は初回に工藤公康氏、伊東勤氏の黄金バッテリーが登場。前監督の辻発彦氏が1番で打席に入ったが、1球目を空振りして驚きの表情を浮かべた。球速は119キロ。その後も120キロ前後のボールを投げ、辻氏、大友進氏、秋山幸二氏を3者凡退に抑えた。

 その裏には編成ディレクターを務める潮崎哲也氏が登板。いきなり石毛宏典氏にヒットを許すも、行澤久隆氏をゲッツーに。辻氏、田辺徳雄氏の二遊間が見事な連携を見せた。

 2死で打席を迎えたのは、1979年の西武創設期のメンバーである土井正博氏。現在80歳だが、現役当時と変わらぬバッティングフォームを披露した。流し打ちのきれいな打球でヒットになるかと思われたが、大友氏の送球でライトゴロに。球場が大いに沸いた。

秋山幸二氏は2本の適時打を放ちMVP、東尾修氏&田淵幸一氏はあわや乱闘

 2021年シーズン途中に退団したエルネスト・メヒア氏は、ひときわ大きな歓声で迎えられた。第2打席で2ランを放ち、球場のボルテージは最高潮に達した。「メヒアさまさまや~!」のマイクパフォーマンスも久しぶりに聞かれた。

 無観客のファーム試合で引退登板を終えた高橋朋己氏や、サプライズのセレモニアルピッチで現役に別れを告げた武隈祥太氏、昨季限りで退団し、台湾でのプレーを決断した呉念庭選手内野手らもプレー。最後の姿を見られなかったというファンにとってはうれしい出来事となっただろう。

 秋山幸二氏はスタメン出場も、工藤氏と対戦した1打席で交代した。しかし5回1死二、三塁で代打で“再登場”し、レフト線を破るタイムリー。第3打席もタイムリーを放った。センターの守備では見事な送球を見せ、MVPを受賞。ロンダートも披露し、ファンを沸かせた。61歳となったが、スーパースターは健在だ。

 ほかにもG.G.佐藤氏の「キモティー!」や、東尾修氏vs田淵幸一氏の“あわや乱闘”など、ファンにはたまらない名シーンの数々が生まれた。試合終了後には、松井稼頭央監督からのビデオレターが流され、今井達也投手を今季の開幕投手に指名するというサプライズ発表もあった。所沢に移転し、西武となって45周年という節目の年。伝説を受け継ぐ獅子たちの戦いに注目だ。

(「パ・リーグ インサイト」丹羽海凪)

(記事提供:パ・リーグ インサイト

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