衰え見られぬ40歳、通算114勝…33歳右腕が新たな挑戦 パ6球団のクローザー
オリ平野佳は昨年、日米通算250S…楽天は12年目33歳・則本が初の抑え
“守護神”と形容される抑え投手は、プレッシャーのかかる場面での登板、回跨ぎ、連投など、勝利のために腕を振り続ける。今回は、おうちの守護神・火災報知器メーカーの「ホーチキ株式会社」とパーソル パ・リーグTVのコラボレーション動画から、絶対的守護神や守護神候補として今季活躍が期待される投手を紹介する。
日本ハムの守護神として、昨季25セーブを挙げた田中正義投手。4月26日のオリックス戦でプロ初セーブを記録し、お立ち台では涙。その姿に心を揺られたファンも多いはず。今季も1年を通して守護神の座を守り抜き、昨季以上の記録に期待したい。
昨季パ・リーグ最多の39セーブを挙げた松井裕樹投手がパドレスに移籍した楽天。今江敏晃新監督は、12年目33歳の則本昂大投手をクローザーに据えると明言した。NPB通算114勝で最多奪三振のタイトルを5度獲得。力のあるストレートとキレのある多彩な変化球は、1イニングでも有効だろう。杜の都の新守護神としての活躍に期待がかかる。
西武・増田達至投手は昨季、チーム最多の19セーブを挙げたが、防御率は5.45と低迷した。今季は新加入の甲斐野央投手やアルバート・アブレイユ投手ら守護神を争うライバルは多い。2020年以来の最多セーブ獲得に期待したい。
ロッテ・益田直也投手は昨季、リーグ2位の36セーブを挙げたが、終盤は安定感が欠ける場面も多かった。今季は1年を通して安定した投球を披露し、悲願のリーグ制覇、日本一達成に貢献したい。
3年連続リーグ優勝を果たしたオリックスの守護神は平野佳寿投手。昨季は42登板で29セーブ、防御率1.13をマーク。10月2日の日本ハム戦では日米通算250セーブを達成した。40歳で迎えた今季もチームの精神的支柱として、4年連続のリーグ制覇に導きたい。
ソフトバンクのロベルト・オスナ投手は昨季49試合登板で26セーブ、防御率0.92と抜群の安定感だった。2020年以来のリーグ優勝、日本一を達成するためには右腕の力は欠かせない。今年も「オスナにつなげ」が合言葉になりそうだ。
(「パ・リーグ インサイト」佐藤大暉)
(記事提供:パ・リーグ インサイト)