ソフトバンク24歳が2回パーフェクト、オリのドラ5が8球で完璧救援 24日のパ・リーグ

楽天・島内宏明(左)とロッテ・佐々木朗希【写真:小池義弘、荒川祐史】
楽天・島内宏明(左)とロッテ・佐々木朗希【写真:小池義弘、荒川祐史】

マルティネスは意地の一発、日本ハムが惜敗

 日本ハムは24日、エスコンフィールドで行われたDeNAとのオープン戦に2-3で敗れ、オープン戦を7勝6敗5分で終えた。先発の上原健太は毎回先頭に安打を許し、3回1/3を79球8安打3四球2奪三振2失点と課題の残る内容に。打線は5回、7回と得点圏に走者を進めたが、あと一本が出ず。なお、野村佑希が3安打、万波中正、マルティネスは2安打を記録している。

 先発の上原は、2回2死三塁から林琢真に先制適時打を浴びる。4回には無死満塁から押し出し四球を与え、次の打者を打ち取ったところで降板。後を受けた生田目翼は、1死満塁のピンチでオースティンを併殺に打ち取った。

 ところが、生田目はイニング跨ぎの5回、1死一、三塁から遊ゴロの間に1点を失う。打線は8回、1死一塁からマルティネスが2号2ランを放ち、1点差に詰め寄るも、9回は3者凡退に倒れ、2-3で試合終了となった。

島内宏明が勝ち越し打、楽天が最大4点差を追いつき逆転勝利

 楽天は、東京ドームで行われた巨人とのオープン戦に7-6で勝利。オープン戦を9勝6敗2分で終えた。田中和基が2安打1打点、小深田大翔が2安打をマークしている。

 初回、小深田の二塁打などで2死二塁とすると、浅村栄斗の適時打で先制に成功。しかし直後の1回、先発の内星龍は、1死二塁から丸佳浩の1号2ランで逆転を許す。3回には3者連続三振をマークするも、続く4回には2本塁打を浴びるなど、4回64球7安打無四球5奪三振5失点でマウンドを降りた。

 反撃したい打線は6回、小郷裕哉の安打や四球などで1死満塁とすると、2者連続の押し出し四球で2得点。なおも1死満塁の好機から、田中和の適時打で1点差に迫ると、敵失策の間に走者が生還し同点に追いつく。さらに7回には、四球などで1死満塁とし、島内宏明の適時打で勝ち越しに成功。スコアを7-5とする。

 2点リードで迎えた7回はターリー、8回は渡辺翔太がそれぞれ1イニングを無失点でつなぐと、最終9回は則本昂大が登板。梶谷隆幸の適時打で1点を失ったが、リードは譲らず試合を締めた。

西武が最終回に逆転され敗戦、コルデロに豪快2ラン

 西武は、ベルーナドームで行われたヤクルトとのオープン戦に3-5で敗戦。オープン戦を6勝6敗1分で終えた。ブランドンが先制の適時打を含む2安打を記録。コルデロがオープン戦2号の2ランを放った。投手陣は先発の松本航が前回登板から修正し、3回2安打1四球1奪三振無失点の内容。しかし7番手の甲斐野央が崩れ、オープン戦最終戦を勝利で飾れなかった。

 2回、1死一塁からブランドンの適時二塁打とコルデロの2ランで3点を先制。しかし、その後は相手投手陣に抑えられ、追加点を挙げられず。一方の先発・松本航は初回のピンチを無失点で切り抜けると、3回を無失点で投げ終えたところで降板した。

 4回はヤンが1点を失い、6回には豆田泰志も失点して1点差に。なんとか逃げ切りたいところだったが、9回に甲斐野が1死満塁から犠飛で同点に追い付かれると、さらに適時打で2点を勝ち越された。最終回は先頭の佐藤龍世が出塁するも無得点に終わり、3-5で試合終了となった。

ロッテがサヨナラ負け、佐々木朗希は5回5奪三振0封の好投

 ロッテは、バンテリンドームで行われた中日とのオープン戦に1-2でサヨナラ負け。オープン戦を2勝9敗3分で終えた。初回のリードを守り切れなかった。

 初回、2四球と岡大海の安打で2死満塁の好機をつくり、山口航輝の適時打で先制。先発の佐々木朗希は、立ち上がりの3回パーフェクトに抑える。4回、1死から田中幹也に初安打を許すも、二塁を踏ませず。5回2安打無四死球5奪三振無失点と好投した。

 打線は6回に、先頭のソトが二塁打を放つなど無死一、二塁とするも、後続が倒れ追加点を奪えず。一方の投手陣は6回以降リリーフ陣が8回まで無失点に抑えたものの、9回に6番手の東妻勇輔が中島宏之に同点打を浴びる。さらに、1死一、三塁からディカーソンに犠飛を許し、1-2で試合終了となった。

代打のセデーニョが同点打、終盤に4得点を挙げたオリックスが逆転勝利

 オリックスは、京セラドーム大阪で行われた阪神とのオープン戦に5-2で勝利。オープン戦を8勝6敗1分で終えた。8回に3番手で登板したドラフト5位ルーキー・高島泰都が、1イニングをわずか8球で退ける好リリーフを見せた。打線では宗佑磨が3安打1打点、紅林弘太郎は2安打を記録している。

 初回、先頭・福田周平の安打と相手の暴投で2死二塁とすると、頓宮裕真が適時二塁打を放ち、先制に成功する。しかし直後の2回、先発の田嶋大樹は先頭打者に四球を与え、連打で同点に追い付かれてしまう。それでも3回、4回は1安打に抑え、4回72球4安打1四球4奪三振1失点の内容だった。

 2番手のエスピノーザは5回、味方の失策も絡み、中野拓夢に勝ち越しの適時二塁打を浴びる。一方の打線は7回、1死から宗、森友哉の連打で1死一、三塁の好機を演出。ここで代打のセデーニョが同点適時打を放つと、なおも2死二、三塁の場面で相手の暴投の間に三塁走者が生還し、勝ち越しに成功した。

 さらに8回、1死一、三塁から宗、2死一、二塁から代打・西野真弘の適時打が生まれる。3点リードの9回は、吉田輝星が2死満塁のピンチを背負うも、最後は森下翔太を二飛に打ち取り、5-2で試合終了となった。

ソフトバンクが完封負け、澤柳亮太郎は2回パーフェクト投球

 ソフトバンクは、マツダスタジアムで行われた広島とのオープン戦に0-3で完封負け。オープン戦を10勝5敗2分けで終えた。2番手で登板した澤柳亮太郎が、2イニングを投げ、ひとりの出塁も許さない完璧な投球を披露。また、栗原陵矢は6試合連続出塁を記録している。

 先発の岩井俊介投手は2回、2死一、二塁から上本崇司の適時打、久保修の適時二塁打を浴び、2点の先制を許す。続く3回は、先頭に出塁を許すも後続を抑え、3回5安打無四死球1奪三振2失点で降板した。

 4回からは澤柳が登板し、2イニングを無安打無失点に抑える好投を披露。しかし6回、古川侑利が松山竜平に適時打を許し、スコアを0-3とされる。

 一方の打線は、相手投手陣の前に8回までわずか3安打に抑えられる苦しい展開。最終9回は、先頭の川瀬晃、三森大貴の連打で無死一、二塁と好機をつくるも生かすことができず、試合終了となった。

(「パ・リーグ インサイト」編集部)

(記事提供:パ・リーグ インサイト

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