大谷翔平、水原一平氏騒動の関与を全否定 「代理人にも嘘をついていた」声明文全文
「僕も話したかったので嬉しく思っています」
ドジャースの大谷翔平投手が25日(日本時間26日)、違法賭博疑惑で解雇された元通訳の水原一平氏の騒動について、ドジャースタジアムで声明文を読み上げた。一連の件で大谷がコメントをするのは初めて。全内容は以下の通り。
「まずみなさん、きていただいてありがとうございます。僕も話したかったので嬉しく思っていますし、チームの関係者のみなさん、僕自身もそうですけど、ファンのみなさんもほぼ1週間くらいですかね。厳しい1週間だと思いますけど、我慢とご理解をしていただいたのはすごくありがたいと思っています」
「まず僕自身も信頼していた方の過ちというのを悲しく、というかショックですし、今はそういう風に感じています」
「現在進行中の捜査もありますので、今日話せることに限りがあるというは理解いただきたいことと、ここに詳細をまとめた、皆さんにわかりやすくお伝えするために用意したメモがありますので、そちらに従って何があったのかは説明させていただきたいと思います」
「まず初めに、僕自身は何かに賭けたりとか、誰かに代わってスポーツイベントに賭けたりとか、それを頼んだりということはないですし、僕の口座からブックメーカーに対して誰かを送金を依頼したことは全くございません」
「本当に数日前まで彼がそういうことをしていたのも全く知りませんでした」
「結論から言うと、彼が僕の口座からお金を盗んで、尚且つ、僕の周りもそうですね、みんなに嘘をついていたというのが結論になります」
「まず初めに先週末、韓国でですね、代理人に対してメディアの方から私が、えー、僕にですね、日本のブックメーカーから僕が関与しているのではないか、スポーツ博打に関与しているのではないかという連絡がありました」
「一平さんは僕にこういった依頼の取材があるということをまず、僕には話していなかったし、僕の方にはそういう連絡がまず来ていなかったということと、まず初めに代理人には、一平さんは僕と話して分かったのは、一平さんにではなく某友人の借金の肩代わりとして支払ったという風に僕の代理人も含めてみんなに話していました」
「その翌日にさらに尋問で、一平さんは僕ら代理人に対して借金は自分のもの、つまり一平さん自身が作ったものだということを説明しました」
「それを僕が肩代わりしたという話を、その時に代理人に話ました」
「そしてこれらは全く全てが嘘だったということです」
「一平さんは取材依頼のことを伝えていなかったし、代理人の人たちについても『僕はすでに彼と話してコミュニケーションとっていた』ということを嘘ついていました」
「僕もそうだし、チームもですね。代理人の人たちにですね。つまり僕とコミュニケーションをとっていたというふうに嘘をついていました」
「そして僕がこのギャンブルに関して初めて知ったのは韓国での第1戦終わった後に行われたチームミーティングの時です」
「そのミーティングで彼は全部英語で話していたので、僕にその時通訳はついていなくて、すべて英語で話していたので、完全には理解できていなくて、なんとなくこういう内容だろうなというのは、おそらくは理解できていましたけど、なんとなく違和感を感じていました」
「その時彼は僕に対してホテルに帰って後で2人で、より詳しいことを2人で話したいので今は待ってくれと言っていたので、僕はまずホテルまで待つことにしました」
「で、僕はその時に一平さんがミーティングの時にギャンブルの依存症だというのは僕はもちろん、知らなかったですし、彼が借金していることもそのミーティングの時はもちろん知りませんでした」
「僕は彼の借金返済にもちろん同意していませんし、ブックメーカーに送金してくれと頼んだことももちろん、許可したことももちろんないです」
「その試合後、ホテルに戻り、初めてそこで話をして、彼に巨額の借金があることをその時に知りました」
「彼はその時に私に僕の口座に彼はその時、僕の口座に勝手にアクセスして、ブックメーカーに送金していたことを僕に伝えました」
「僕は、それはおかしいとなと思って、代理人たちを呼んで、そこで話し合いました」
「話終わって、これを聞いて僕の代理人も彼に嘘をつかれたということを初めて知って、すぐにドジャースの皆さんと弁護士の人たちに連絡しました」
「そのドジャースのみなさんも、代理人たちも彼らも、その時初めて自分たちも嘘をつかれていたことを知りました」
「そして弁護士の人たちは、これは窃盗と詐欺のことなので、これを警察の当局に引き渡すという報告をしました」
「これがそこまでの流れなので、僕はもちろんスポーツ賭博には関与してませんし、ブックメーカーに送金していた事実は全くありません」
「正直ショックという言葉が正しいとは思わないですし、それ以上のうまく言葉では表せないような感覚で、この1週間くらいは過ごしてきたので、今はそれを上手く言葉にするのは難しいと思っています」
「ただ、シーズンも本格的にスタートするので、ここからは弁護士の方々にお任せしますし、僕自身も警察当局に全面的に協力したいと思っています」
「なので、気持ちを切り替えるの難しいですけど、まずシーズンに向けてまたスタートしたいですし、今日まずお話しできてよかったと思っているので。今日は、これが今、お話しできる全てなので質疑応答はしませんが、これからさらに進んでいくと思います」
「以上です。ありがとうございました」
(Full-Count編集部)