水原氏の解雇で大谷翔平に起きた変化 ド軍監督が証言「様々な関係性を助ける」

試合前、取材に対応したドジャースのデーブ・ロバーツ監督【写真:小林靖】
試合前、取材に対応したドジャースのデーブ・ロバーツ監督【写真:小林靖】

ロバーツ監督「我々にとって彼をしっかりサポートするいい機会」

 ドジャースの大谷翔平投手は26日(日本時間27日)、敵地で行われるエンゼルスとのオープン戦に「2番・指名打者」で先発出場する。通訳を務めていた水原一平氏が違法賭博に関与した疑いで解雇され、25日(同26日)は声明文を発表。デーブ・ロバーツ監督はクラブハウスの雰囲気について「特には(変化はない)。通常営業という感じだ」と説明した。

 水原氏は通訳のみならず、練習相手や運転手などの役割も担っていた。どうやってその“穴”を埋めるかについて聞かれると「そのことが(チーム)内部では様々な関係性を助けると主張したい。なぜならもう緩衝材がないからだ。もうそれを目にしている。この2日間、ショウへイは今までよりも周り、チームメートと関わりを持っているし、それには良いことしかないと思っている」と強調した。

 さらに「彼が支援やサポートが必要なら提供する。それは彼も分かっている」と約束。大谷の英語レベルを称え「どれほど英語を知っているか、みんな驚くと思う。そして私は、それがいいことだと思う。昨日は大きな一日だった。我々はみな、前に進むのを心待ちにしている。だが前にも言ったように、これは我々にとって彼をしっかりサポートするいい機会だと思う」と話す。

 水原氏と大谷の以前のやり方に「難しかった」としつつ、新たな形でのスタートにあたって最善の策を模索していく。

(Full-Count編集部)

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