大谷翔平の“言動”に「マイナス面もある」 地元紙も嘆き…騒動で浮上した「大きな疑問」

ドジャース・大谷翔平【写真:荒川祐史】
ドジャース・大谷翔平【写真:荒川祐史】

LAタイムズ「本当の自分を曖昧にしておきたかったことで、不確実な層が加わった」

 ドジャースの大谷翔平投手は、違法賭博に関与した疑いで解雇された元通訳の水原一平氏の騒動について25日(日本時間26日)にドジャースタジアムで声明文を読み上げた。地元有力紙「ロサンゼルス・タイムズ」は「浮上した大きな疑問」として、大谷の“本性”が見えないことを嘆いた。

 大谷は声明文で、「まず初めに、僕自身は何かに賭けたりとか、誰かに代わってスポーツイベントに賭けたりとか、それを頼んだりということはないですし、僕の口座からブックメーカーに対して誰かを送金を依頼したことは全くございません」と関与を全否定。「彼が僕の口座からお金を盗んで、尚且つ、僕の周りもそうですね、みんなに嘘をついていたというのが結論になります」と水原氏の行為を明かした。

 同紙は「オオタニはこれまで記者だけでなく、チームメートとも距離を置いてきた。私生活についてはほとんど何も知られてない。どこまで明かすかは自由だが、彼のアプローチにはマイナス面もある」と指摘する。そんな中で起こった今回の騒動に「一切の理性を失ったマニアを除いて、オオタニがいったい誰だか分からない中で、彼が言うことを何らかの確信を持って信じられる人がいるだろうか」と疑問を投げかけた。

 メディア対応も限られていたことから、同紙は“本当の大谷”を知らないのだと強調する。「もうすぐ30歳だ。結婚したことからも、野球以外の世界も持っていることを見せてくれた」「オオタニが本当の自分を曖昧にしておきたかったことで、この既に混乱する状況にひとつの不確実な層が加わった。彼の気質はほとんど知られていないので、それがこのスキャンダルの本質を見抜く要素にはならない。今回の件で浮上してくる詳細が、本当の彼を明らかにするだろう」と今後を見据えた。

(Full-Count編集部)

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