副収入91億円が「脅かされる危機」 大谷翔平の気になる“今後”…米経済誌が分析

ドジャース・大谷翔平【写真:ロイター】
ドジャース・大谷翔平【写真:ロイター】

大谷の昨年副収入は約91億円…メッシら4人だけの領域

 ドジャースの大谷翔平投手は25日(日本時間26日)、専属通訳を務めてきた水原一平氏が違法賭博に関与したとされる問題について声明を発表した。この問題を巡っては世界各地で大きく報道され、“清廉潔白”だった大谷のイメージが損なわれたという見方もある。一方で米経済誌の見解は、稀代の二刀流に大きな影響はないと見ているようだ。

 米経済誌「フォーブス」は26日(同27日)、「ショウヘイ・オオタニがタイガー・ウッズとコービー・ブライアントから学べること」と題した記事を寄稿。著者のジャスティン・ビルンバーム氏が渦中の騒動について見解を述べている。

 同氏は、大谷の副収入に注目。昨年6000万ドル(約91億円)を稼いだとされており、フォーブスの調査によると、副収入として6000万ドル以上を稼ぐ現役アスリートは僅か4人しかいないという。(NBAの)レブロン・ジェームズ、(サッカーの)リオネル・メッシとクリスティアーノ・ロナウド、そして(ゴルフの)タイガー・ウッズで、いずれも各界の頂点にとどまらず、アイコンとしての輝きを放っている。

 しかし同氏は「2度のMVPを獲得したオオタニは、潔白なパブリックイメージと膨大な収入が初めて脅かされる危機に陥っている」と指摘。過去にウッズが不倫、ブライアントが性的暴行で告発された(後に告訴取り下げ)ことで、数社とのCM契約が終了につながり、ウッズに至っては推定年間3500万ドル(約53億円)を失ったとした。

 一方で、同誌は危機管理を専門とするジョナサン・グレリラ氏のコメントを紹介。グレラ氏いわく「時間が薬になる。オオタニが野球をあと10年半プレーすることが濃厚なことは、彼にとって有利に働くだろう」。昨年12月に大谷がドジャースと史上最高額となる10年7億ドル(約1051億円)という超大型契約を結んだことがプラスになるとしている。

 最後に同誌は「オオタニは日本では、母国の英雄として崇められている。マーケティングの専門家によると、ファンは続報を注視しつつも、スター選手に対して無制限のサポートを示している」と言及。今後も大谷を支持する人の多さが、副収入にも影響しない見立てのようだ。

(Full-Count編集部)

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