山本由伸、5回を2安打5K無失点…勝利投手の権利を得て降板 悪天候で中断も圧倒的投球

カージナルス戦に先発したドジャース・山本由伸【写真:荒川祐史】
カージナルス戦に先発したドジャース・山本由伸【写真:荒川祐史】

4回終了時に35分の中断も続投、5回を68球2安打無失点

■ドジャース ー カージナルス(日本時間31日・ロサンゼルス)

 ドジャース・山本由伸投手は30日(日本時間31日)、本拠地でのカージナルス戦で今季2度目の先発。5回68球を投げ2安打5奪三振無失点だった。4回終了時に悪天候で35分間の中断があったが続投。打線が5回に2点を挙げ、メジャー初勝利の権利を得た。

 前回登板とは立ち上がりから“別人”だった。初回を3者三振スタート。2022年MVPのゴールドシュミットも三振に仕留めた。2回1死から初安打を許したが後続を断ち、3回、4回を3者凡退で退けた。

 ところが0-0の4回終了時に悪天候で中断。再開までに35分を要したものの、5回もマウンドに上がった。2死からバールソンに二塁打を許したが、クロフォードを左飛に打ち取った。その裏にドジャースは2得点。勝利投手の権利を得て降板した。

 メジャー初登板だった21日のパドレス戦(ソウル)はまさかの大乱調だった。初回に4安打を浴びて5失点。僅か1イニング43球でマウンドを降り、敗戦投手になった。防御率45.00。屈辱の数字が残った。

 しかし、この日は相手に隙を見せない投球。速球の最速は96.3マイル(約155キロ)で、パドレス戦ではばらついていた変化球の制球も定まった。2戦目で見せた本領。今後の投球にも期待が高まる。

【実際の動画】カージナルス打線手も足も出ず… 山本由伸、衝撃の3者連続3K

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