口座から消えた6.8億円「大谷翔平ほど裕福な人物が…」 球界OBが指摘した“奇妙な点”

ドジャース・大谷翔平【写真:小林靖】
ドジャース・大谷翔平【写真:小林靖】

AJ・ピアジンスキー氏が呈した疑問「私にとっては奇妙なんだ」

 ドジャース大谷翔平投手の通訳だった水原一平氏が、違法賭博に関与した疑いで球団を解雇された問題は、捜査当局やMLBが調査に乗り出す事態に発展している。大谷は25日(日本時間26日)に声明を発表し潔白を主張したが、MLB通算2043安打で“問題児”とも呼ばれたAJ・ピアジンスキー氏(元ツインズほか)は改めて疑問を呈している。

 ブルージェイズ地元紙「トロント・サン」は、米スポーツメディア「Outkick」のダン・ダキッチ氏に対してピアジンスキー氏が話した内容を紹介。ピアジンスキー氏は、大谷ほど裕福な人物が巨額の引き出しに気づかないことがあるのかと疑問を呈し、「『疑わしきは罰せず』をショウへイに当てはめたい。だが、どうやったら自分の口座から複数の巨額の引き出しができるのか分からない」と指摘する。

 さらに「ショウへイは日々それ(口座の額)を見ていなかっただろうが、誰かに見てもらっていることは分かっている。会計士が気付いて『ところで50万ドル(約7600万円)の引き出しが9件あります』と言ってくると思わないか? 1件なら、何かミスがあったと思うかもしれないが、9件、総額450万ドル(約6億8000万円)に気付かない? それが私からすると奇妙なんだ」とも話している。

 ピアジンスキー氏はまた「ショウへイの場合、親友でもあった通訳だ。もう1つ奇妙なのはすべてが明るみに出た日、彼はダグアウトで『やあ相棒、僕らは友達だ。一緒に夕食に出よう』という感じだった。それが突然、試合直後、周囲が『いや、この男は君の知らないうちに450万ドルを盗んだ』と伝えてくる。辻褄が合わない」とも述べた。

 2016年まで7球団でプレーしたピアジンスキー氏は先日、ポッドキャスト番組「Foul Territory」で今回の問題について“奇妙な点”を指摘していた。いずれにせよ、真相解明が待たれる。

(Full-Count編集部)

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