山本由伸は「一番の収穫」 ド軍指揮官絶賛…中断なければ「6、7回も投げられた」

カージナルス戦に先発したドジャース・山本由伸【写真:小林靖】
カージナルス戦に先発したドジャース・山本由伸【写真:小林靖】

山本は降雨中断を挟んで5回2安打無失点

■カージナルス 6ー5 ドジャース(日本時間31日・ロサンゼルス)

 ドジャースは30日(日本時間31日)、本拠地でのカージナルス戦に延長10回5-6で敗れた。2度目先発の山本由伸投手が5回無失点で勝利投手の権利を得て降板も終盤にもつれ、白星はならなかった。デーブ・ロバーツ監督は「収穫はヨシノブが素晴らしい投球をしたこと」と絶賛した。

 山本は5回68球を投げ2安打5奪三振無失点。4回終了後に悪天候で35分間の中断があったが続投し5回も無失点に切り抜けた。メジャー初登板だった21日のパドレス戦は1回5失点。悪夢を払拭す快投だった。

 指揮官も手放しで褒め称えた。「中断がなければ6、7回投げることだってできた。でも、私たちは長期的に彼の健康をとった」と説明。「負けて気持ちいいことはないけど、私たちとって一番の収穫はヨシノブが素晴らしい投球をしたことだ」と述べた。

 中断後の続投は「彼の意思を優先した。(マウンドに)戻ることに興奮していたし、いい投球をしていたから戻りたがっていたと思う。でも、私たちは彼の健康を第一に考えなくてはいけない」と強調した。

 この日の最速は96.3マイル(約155キロ)。パドレス戦では乱れていた制球も安定していた。前回登板とは一変。12年総額3億2500万ドル(約492億円)で入団した右腕の投球に「ヨシノブにはプライドや自信といったものを感じる。契約を十分理解している。無失点に抑えた後に、笑顔を見られたことが一番の収穫」と賛辞は止まらなかった。

(Full-Count編集部)

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