開幕6戦HRなしもあと角度だけ 大谷翔平が“球団最速安打”、指揮官「強打者揃ってる」

カージナルス戦に出場したドジャース・大谷翔平【写真:ロイター】
カージナルス戦に出場したドジャース・大谷翔平【写真:ロイター】

ロバーツ監督「ショウヘイとテオスカーが加入。強打者が揃っている」

■ドジャース 5ー4 カージナルス(日本時間4月1日・ロサンゼルス)

 ドジャースの大谷翔平投手は3月31日(日本時間4月1日)、本拠地・カージナルス戦に「2番・指名打者」で先発出場し、6回の第3打席で右翼線へエンタイトル二塁打を放った。打球速度115.8マイル(約186.3キロ)は“球団最速安打”。4打数1安打で打率.269。チームは5-4で逆転勝ちし、開幕カードを勝ち越した。

 4点を追う6回先頭。大谷が反撃の口火を切った。左腕・マッツから右翼線へエンタイトル二塁打。打球速度115.8マイル(約186.4キロ)は今季自己最速で、スタットキャストが導入された2015年以降では“球団最速安打”となった。

 5回まで散発3安打と沈黙していた打線は、大谷の二塁打から反撃を開始。6回にテオスカー・ヘルナンデスの左翼線適時二塁打などで2点を返すと、2点を追う8回にはヘルナンデスの3号ソロ、マンシーの1号2ランで鮮やかに逆転した。

 チーム6戦10発はメジャートップで、シーズン270発ペース。昨季のチーム249本塁打はリーグ2位(全体2位)だったが、ロバーツ監督は「JD(マルティネス)、ペラルタがチームを去ったが、ショウヘイとテオスカーが加入した。今年の方が強打者が揃っている」と自信を口にした。

 試合直前、大谷は漫画「ドラゴンボール」好きで知られるトレーニングコーチのトラビス・スミス氏とフュージョンのポーズを披露した。筋骨隆々のコーチとの“合体”が効果的だったかは定かではないが、28日(同29日)の右前打は113マイル(約181.9キロ)。30日(同31日)の右前打も113.9マイル(約183.3キロ)ととんでもない打球速度を叩き出している。開幕6戦ノーアーチとなったが、あとは角度さえつけば……。アーチ量産態勢ももうすぐそこだ。

(小谷真弥 / Masaya Kotani)

RECOMMEND

KEYWORD

CATEGORY