23歳に遠い快音…打率.000も「乗ってきますよ」 責めない新庄監督の“思考”
![日本ハム・野村佑希【写真:矢口亨】](https://full-count.jp/wp-content/uploads/2024/04/03100118/20240403_nomura_yt.jpg)
野村は4打数無安打…これで開幕から出場3試合で11打数無安打3三振
■楽天 4ー2 日本ハム(2日・エスコンフィールド)
日本ハムは2日、エスコンフィールドで行われた楽天戦に2-4で敗れた。「5番・三塁」で出場した野村佑希内野手が2度の好機で凡退するなど4打数無安打。開幕から出場3試合、11打席でいまだ打率.000と「H」ランプが遠い。
本拠地開幕戦に駆け付けた3万人超のファンから、深いため息が漏れた。野村は6回に1点差に迫りなおも1死一、二塁から、ターリーの変化球に空振り三振。7回2死満塁からは三ゴロに倒れて天を仰いだ。
これで11打数無安打、3三振。まだ4試合を消化しただけとはいえ、打線の中心になるべく23歳の“生みの苦しみ”は心配したくもなる。しかし新庄剛志監督は「まだ始まったばかり。1本、内野安打かポテンヒットが出れば乗ってきますよ」と全く意に介さなかった。
それどころか「マルティネスもタイムリーが出て、万波くんも出て、レイエスもいい当たり(6回に左飛)でしたね」と中軸に当たりが出始めたことにプラス要素を見出していた。
開幕戦セレモニーで誰よりも大きな歓声を浴びた指揮官。ファンの期待は、痛いほどに感じている。「ゲーム的には、粘って逆転の展開に持っていけた。勝ちがつかないと意味がないですけど、これをまたロッテ(との開幕カードの)3戦目のように逆転して、この球場だとサヨナラの場面が増えてくるんで、それで喜ばせたいなと思います」。
2年連続最下位からの反撃へ、まだまだシーズンはここから。昨年までとは違うところを見せるためにも、まずは野村のバットに快音が欲しい。
(町田利衣 / Rie Machida)
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