大谷翔平を偽り銀行員に送金許可 水原氏に衝撃の新事実…ギャンブル純損失は62億円超か

ドジャース・大谷翔平(左)と水原一平容疑者【写真:荒川祐史】
ドジャース・大谷翔平(左)と水原一平容疑者【写真:荒川祐史】

米連邦検察当局は水原一平容疑者を銀行詐欺容疑で訴追したと発表

 米連邦検察当局は11日(日本時間12日)、ドジャース・大谷翔平投手の通訳を務めていた水原一平容疑者を銀行詐欺容疑で訴追したと発表した。米スポーツ局「ESPN」が当局による供述書の内容を伝えた。水原氏は最大禁固刑30年になる可能性があるという。

 ロサンゼルスで会見を行ったマーティン・エストラーダ連邦検事は「オオタニはこの件における犠牲者であると考えられている点を、私は強調したいと思います」と話した。水原氏のギャンブルについてや、借金返済のために大谷の口座を使用していたことについて、大谷が知っていた証拠はないという。また米スポーツ専門メディア「ジ・アスレチック」のエンゼルス番サム・ブラム記者が当局者に聞いた情報として、水原氏は12日(同13日)にロサンゼルスにある連邦裁判所に出廷することに同意したと言及した。

 MLBは「本日明かされた情報と、我々がすでに入手している情報を考慮すると、さらなる調査を行うのが妥当かどうかを判断するために、刑事訴訟手続きの解決を待つことになる」との声明を発表した。

 供述書によれば、大谷がメジャーに挑戦した2018年に、水原氏は大谷の銀行口座開設を手伝い、エンゼルスからの給与はその口座に預金されていた。水原氏が賭けで勝った金額は約1億4200万ドル(約218億円)、負けた金額は約1億8300万ドル(約280億円)、純損失は4068万ドル(約62億円)だった。

 さらに銀行の電話記録から、水原氏が大谷だと偽って銀行員に送金を許可させていたことも明らかになった。

(Full-Count編集部)

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