盗まれた24.5億円…大谷翔平は取り戻せる? 米記者指摘、“水原事件”の不鮮明な側面

ドジャース・大谷翔平(左)と水原一平容疑者【写真:ロイター】
ドジャース・大谷翔平(左)と水原一平容疑者【写真:ロイター】

ESPNのゴンザレス記者「多くの人にとって理解しがたいもの」

 米連邦検察当局は11日(日本時間12日)にドジャース大谷翔平投手の元通訳・水原一平容疑者を銀行詐欺容疑で訴追したと発表。大谷の銀行口座にアクセスし、1600万ドル(約24億5000万円)以上を違法なブックメーカーに不正送金したとしている。米スポーツ局「ESPN」のオールデン・ゴンザレス記者は、大谷側は盗用されたお金を取り戻せるかどうかについて、まだ不透明だと見解を示した。

 水原容疑者は12日(同13日)、ロサンゼルスの連邦地裁に出廷。保釈保証金2万5000ドル(約383万円)で保釈となった。パスポートの返上を命じられ、ギャンブルやカジノ施設に入ることも禁止されるなど行動は制限されている。5月9日(同10日)に罪状認否が行われる予定だ。

 ポッドキャスト番組に出演した米スポーツ局「ESPN」のオールデン・ゴンザレス記者は、米連邦検察当局が11日(同12日)に水原容疑者を銀行詐欺容疑で訴追したと発表した時の様子について説明。「1600万ドルという単語が出た時の室内の様子は?」と問われ、「カメラが15台あって、レポーターがたくさん来ていた。その数字(1600万ドル)は、多くの人にとって理解しがたいものだと思う。その理由は明らかなものだ」と述べた。金額のでかさに衝撃を受けたのは言うまでもない。

 さらに「まだ答えが出ていない問題はたくさんある」と指摘。「投げかけられている質問の1つは、ショウヘイ・オオタニがお金を取り返せるかどうか。その点について、彼ら(大谷を含めた関係者)はわかっていない。この問題はなかなかの早さで起きた。だからこそ、我々はまだ答えが分かっていない問題がたくさんある」と述べた。水原容疑者の罪状認否は5月9日(同10日)に行われる予定。今後の展開が注目される。

(Full-Count編集部)

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