水原氏の会話に「ショックを受けた」 米記者は“3度見”…大谷のそばで行っていた犯行

水原一平容疑者【写真:Getty Images】
水原一平容疑者【写真:Getty Images】

米記者「要約するとギャンブル依存だったということ」

 ドジャース・大谷翔平投手の通訳を務めていた水原一平容疑者が12日(日本時間13日)、ロサンゼルスの連邦地裁に出廷。保釈金2万5000ドル(約383万円)で保釈が決まった。11日(同12日)に米連邦検察当局に訴追された際には供述書の内容も明らかとなった。米記者は、胴元との生々しいやりとりや、銀行員を騙して大谷の口座から送金していた事を知り、愕然としたと語った。

 米ポッドキャスト「The Rich Eisen Show」に出演した米スポーツ局「ESPN」のオールデン・ゴンザレス記者は、「私はこの供述書をすでに2~3回、最後まで読んでいます。ショックを受けた箇所が、とにかくたくさんありました」と振り返る。37ページに及ぶ供述書には、負け続ける水原容疑者が胴元に何度も掛け金の上限を上げるよう要求するメッセージのやりとりや、大谷の口座からブックメーカーに送金できた手口などが記されていた。

 供述書によれば、大谷がメジャーに挑戦した2018年に、水原氏は大谷の銀行口座開設を手伝っており、口座の情報については細かく把握していたとされる。さらに銀行の電話記録から、水原氏が大谷だと偽って銀行員に送金を許可させていたことが判明している。

 また、2023年6月23日(同24日)頃には胴元に対し、「最悪だ(笑)。ついていないなー。最後にもう1回だけバンプ(上限の引き上げ)してもらえないだろうか? これがしばらくの間で最後になると約束するよ」とメッセージを送っていたことが判明。そして、同日の試合では、大谷はロッキーズ戦に出場し、日米通算200号となる25号を放つなど、サイクルに王手をかける活躍を見せていた日だった。

 同記者は「最後まで読んでみると、この中身は要約するとギャンブル依存だったということについて書かれています」と説明。水原容疑者の犯行に度肝を抜かれたようだった。

(Full-Count編集部)

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