水原容疑者は“騙しのテクニシャン” 米番組で疑問の声…ただ一人許された特権

ドジャース・大谷翔平(右)と水原一平容疑者【写真:Getty Images】
ドジャース・大谷翔平(右)と水原一平容疑者【写真:Getty Images】

ポッドキャスト番組で話題「驚くような詐欺の詳細は衝撃的だ」

 ドジャース・大谷翔平投手の元通訳・水原一平容疑者は、米連邦検察に銀行詐欺の容疑で訴追され、12日(日本時間13日)にはロサンゼルスの連邦地裁に出廷した。大谷の口座から1600万ドル(約24億5000万円)以上を不正送金したとされるが、米ポッドキャスト番組「The Rich Eisen Show」でもこの問題が話題に。水原容疑者を「人の目を欺くことには長けていた」などと評した。

 番組では、「The Rich Eisen Show」の司会リッチ・アイゼン氏と、米放送局「ESPN」のアルデン・ゴンザレス記者が、11日(同12日)に提出された告訴状を基に、水原容疑者の“賭博スキャンダル”について議論。アイゼン氏は水原容疑者が胴元とのやり取りで使ったとされる、「Technically(厳密に言えば)」と言う言葉に着目して次のように述べた。

「ミズハラは『厳密にいえば』という言葉を使った。『厳密にいえば私は彼(大谷)から盗んでいた』と。この『厳密にいえば』という言葉の意味が知りたいものだよ」。ゴンザレス氏が苦笑いを浮かべると、「なぜなら、彼は人の目を欺くことには長けていたようだからね。これ(告訴状)が明らかにした、驚くような詐欺の詳細は衝撃的だ」と続けた。

 2011年から2016年までMLB公式サイトのエンゼルス番だったオールデン・ゴンザレス記者は「ショウへイ・オオタニが選手として稼いだ全額が入っている口座に、なぜ6年間も彼の代理人事務所の人物、ファイナンシャル・アドバイザーらの誰一人として、その口座へのアクセスを求めずにいられるのか。イッペイ・ミズハラだけがこの口座へアクセスできる状態でいいのかと聞かなかったのか」と疑問を口にした。

 さらに、「この口座について、誰もが(オオタニと)コミュニケーションを取る時はイッペイ・ミズハラを通していた。彼以外にこの口座にアクセスできる人物はいなかった。誰もショウへイ・オオタニにこの口座の話をしなかった。私にしてみれば、これが刑事告訴状の内容の中で馬鹿げた部分のひとつだ」とも語った。

(Full-Count編集部)

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