山本由伸が初のQS「良くなってきている」 配球面で見せた“進化”「打ち合わせして」

試合後の取材に応じたドジャース・山本由伸【写真:小谷真弥】
試合後の取材に応じたドジャース・山本由伸【写真:小谷真弥】

山本由伸「今日はスプリットが多くなった」

■メッツ 9ー4 ドジャース(日本時間20日・ロサンゼルス)

 ドジャース・山本由伸投手は19日(日本時間20日)、本拠地でのメッツ戦に先発登板し、6回まで7安打4失点(自責3)で降板し、本拠地初勝利はお預けとなった。防御率4.50。99球、9奪三振はともにメジャー自己最多だった。試合後は「バッターに合った攻め方がある。そこは打ち合わせしていましたし、今日はスプリットが多くなったのかなと思います」と話した。

 3回までに4失点する立ち上がりに「序盤はストレートを打たれた場面もありましたし、良いボールも良くないボールもあったと思います」と振り返った。メジャー最多の99球を投じる中で「感覚が良くなってきているところもある。少しずつ良くはなってきていると思うので1試合1試合集中して投げて行けたら良いなと思います」と語った。

 初のクオリティスタート(QS)を記録するも「負けてしまっているので良くないのは間違いないですけど、良いところも序々に出てきていますし、ただ、試合に勝てるようにやっていきたいと思います」と力を込めた。それでも「6回まで行けたことは前回よりは良かった。もっと投げられた方が良いと思います。失点してしまっているので、立ち上がりから良い投球ができるようにやっていきたい」と視線を上げた。

 ピッチクロック違反は99球で1度。「1回(時間を)超えてしまいましたけど、慣れてきているなと思います。とにかく良いボールも本当に増えてきている。また次回に向けて練習を頑張っていきたい」。

 山本は12日(同13日)の本拠地・パドレス戦で5回6奪三振4安打3失点。2勝目の権利を持って降板したが、救援陣が打たれて勝ち星は付いていなかった。中6日で登板したこの日は、メジャー初QSを記録したが、6日(同7日)の敵地・カブス戦以来の2勝目とはいかなかった。

(Full-Count編集部)

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