“争奪戦の勝者”は「オオタニに会うことができます」　実況も注目…大谷翔平の記念球の行方

松井秀喜を超える米通算176本塁打、日本選手単独最多を更新した

■ドジャース ー メッツ（日本時間22日・ロサンゼルス）

　ドジャースの大谷翔平投手は21日（日本時間22日）、本拠地で行われたメッツ戦で5号2ランを放った。米通算176本塁打で松井秀喜氏を抜き、日本選手単独最多を更新。地元放送局「スポーツネット・ロサンゼルス」の放送席は、記念球の行方に注目した。

　3回1死一塁の第2打席、メッツ先発のハウザーが投じたスライダーを捉えた。8試合ぶりの一発は、打球速度110マイル（約177キロ）、飛距離423フィート（約128.9メートル）の豪快弾。右翼手は一歩も動かず、本拠地は大熱狂に包まれた。右翼スタンドではボールを巡り、競り合う様子も見られた。幸運なファンは警備員に連れていかれたようだ。

　解説を務めたオーレル・ハーシュハイザー氏は、「ホームランボールをキャッチしたファンはオオタニに会うことができます」と注目。実況のジョー・デービス氏も、「毎回、彼が打つホームランは重要な意味をもちます。彼が打ったからという理由もありますが、そのうちのいくつか（の本塁打）は付加価値がついてきます。ドジャースの選手としての第1号、そしてこの一発でヒデキ・マツイの記録を抜きました」と補足した。

　エンゼルスでの6年間で171本塁打を積み上げた。ドジャースに加入した今季は、3日（同4日）のジャイアンツ戦で開幕9試合目、41打席目に初アーチをかけていた。12日（同13日）の本拠地・パドレス戦で今季4号を放ち、松井氏の記録に並んでいた。

（Full-Count編集部）