佐々木朗希が“お得意様”の鷹に感じた違い 今季初黒星も最速161キロ…雪辱への自信
7回105球を投げ3失点…今季4試合目で初黒星も初めて160キロの大台を計測
■ソフトバンク 4ー2 ロッテ(23日・ZOZOマリン)
ロッテの佐々木朗希投手が23日、ZOZOマリンスタジアムで行われたソフトバンク戦に先発し、7回105球を投げ5安打3失点(自責2)4奪三振で今季初黒星を喫した。しかし今季4試合目で初めて160キロの大台を計測しただけでなく、今後に向けての手応えを感じる一戦となった。
3回まで許した走者は四球による1人のみ。快進撃を予感させたが、4回に連打などで1死一、三塁のピンチを招くと、近藤に三塁線を破る先制適時打を浴びた。この回打たれた3安打は全てフォークだった。「決して投げミスというボールではないと思うんですけど……」と振り返った右腕は、相手打線の“変化”を感じていた。
「昨年と監督が変わって全体的に試合を通してアプローチの感じが変わってきているので、そこは今日まず、打たれはしましたけど、次に向けて活きるかなと思います。今日相手がしてきたアプローチというのを頭に入れながら次の試合戦っていければ、まだシーズン序盤なので取り返すチャンスあると思うのでやっていきたいと思います」
今季初対戦となったソフトバンクには、昨季は4戦2勝で黒星を喫していない。対戦防御率1.13も最も抑えていた“お得意様”だ。しかし小久保監督を迎えた新星ソフトバンクは、佐々木の目にはこれまでとは違ったチームに映った。
3回1死から甲斐への初球が160キロを計測すると、スタンドは大いに沸いた。この日の最速は161キロ。球速が全てではないが、ファンが期待する剛速球も戻り、「フォーム的にもいい感じで来ていたので、それが数字と感覚と比例してくれて、そこは良かったかなと思います」とうなずく。さらに「すべてが噛み合っているわけではないので、まだよくなると思います」と今後の上昇を予言した。