強豪ブレーブスは「思い知った」 大谷翔平、“PO前哨戦”で示した1074億円の価値

10号本塁打を放ったドジャース・大谷翔平【写真:ロイター】
10号本塁打を放ったドジャース・大谷翔平【写真:ロイター】

3連戦で打率.667、3本塁打、6打点、2四球、OPS2.131と打ちまくった

■ドジャース 5ー1 ブレーブス(日本時間6日・ロサンゼルス)

 ドジャースの大谷翔平投手は5日(日本時間6日)、本拠地で行われたブレーブス戦でマルチ本塁打を放つなど今季初の1試合4安打をマークした。ドジャースはスイープで貯金は今季最多の10。MLB公式がこの“価値”を説明した。

 大谷は今3連戦で打率.667(12打数8安打)、3本塁打、6打点、2四球、OPS2.131と打ちまくった。この日は9号&10号を放ち、ついに両リーグトップタイに。10号は今季自己最長となる飛距離464フィート(約141.4メートル)の衝撃弾だった。

 MLB公式は「ドジャースはオオタニと契約した際、この先10年にわたってドジャースタジアムで彼が特大本塁打を打つ姿や、彼が作り出す大きな瞬間について夢見ることができた。だから歴史的な7億ドル(約1074億円)の契約に値すると信じた」という。

 ドジャースでは初となるマルチ本塁打と1試合4安打。試合前時点で15イニング連続無失点中だった相手左腕マックス・フリードからの先制2ランはチームを勢いづけた。

3試合で20得点6失点「すべての面で彼らを圧倒した」

「オオタニが加わった今、ドジャースにとって重要な意味を持つレギュラーシーズンはあまりない。最終的には10月に起きることに基づいて成功か失敗かが決まる。チームは優勝しなければ完全なる失敗だと明言している。現実には、10月に間違いなく展開されるドラマへの積み重ねとして、リトマス試験紙となるようなシリーズがレギュラーシーズン中にいくつかはある。ドジャースはこの3連戦でブレーブスに20得点に対して6失点、すべての面で彼らを圧倒してスイープし、その試験を余裕でパスした」

 この日先発したジェームズ・パクストンは6回2/3を投げ1失点と移籍後最もいい内容を見せた。開幕から制球難で不安定だった左腕が「このまま軌道に乗れば、ドジャースはナ・リーグ屈指ローテを擁する可能性がある」とさらに勢いは増すだろう。

「ドジャースはすべての面で、この冬多くが期待したチームのようなプレーをしている。オオタニ、言うまでもなく球界で最も恐れられているスラッガーを擁することが、今季は結果的に違いを生むかもしれない。ブレーブスはこの週末、それを思い知った」とMLB公式が評するように、ドジャースに加入した“意義”を存分に発揮する結果となった。

(Full-Count編集部)

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