審判も「味方につけなアカン」 岡田監督が見逃し三振の佐藤輝に注文を付けた理由

阪神・岡田彰布監督【写真:小林靖】
阪神・岡田彰布監督【写真:小林靖】

阪神は8回に1死満塁の好機を作るも佐藤輝が見逃し三振、森下が二ゴロに倒れ無得点

■広島 2ー0 阪神(7日・甲子園)

 バットを振らなければ事は起きない。もちろん、岡田監督は際どいコースだったことも分かっている。「選球眼がええバッターなら審判も人間やからボールいうかも分からんで。そういうことやん。ボール振るバッターと思うたら、そりゃ人間やから。審判も思いよる。こいつは絶対ボール振れへん思ったらボールなるよ、はっきりいうて。機械やないんやから」。

 この日は2三振を喫し、ここまで42三振はリーグワーストで、選んだ四球はわずか「9」。その後に続くヤクルト・村上は39三振だが、一方でリーグトップの30四球を記録している。あっさりと終わる打席の数が数字に影響しているのは間違いない。

 佐藤輝に対し相手右腕・島内は全球直球で勝負に挑んだ。三振に倒れる前には初球と5球目の外角直球を仕留めきれずファウルになる場面があった。岡田監督は「結局、あれで仕留めとかなアカンよ。真っすぐ1、2、3でいけるカウントやしな。そういう意味では1球で仕留められる場面やから。何球も粘って粘ってのあれじゃない場面やもんな。あんなチャンスは一発で仕留めんとな。ワンスイングで」と、最後は中軸としての心得を説いていた。

(橋本健吾 / Kengo Hashimoto)

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