燕ヤフーレが3・4月度「JERAセ・リーグAWARD」大賞 大激戦の選考…阪神・森下を上回る

ヤクルトのミゲル・ヤフーレ【写真:矢口亨】
ヤクルトのミゲル・ヤフーレ【写真:矢口亨】

阪神・森下との決選投票でも決着つかず…宮本慎也氏が最終決定

 リーグ公式表彰「月間JERAセ・リーグAWARD」3・4月度の大賞が9日、発表された。ノミネートされた6選手の中から、公式配信番組「JERAセ・リーグ レジェンドLIVE」内で6球団のレジェンドOBによる選考が行われ、ヤクルトのミゲル・ヤフーレ投手が受賞した。

 ノミネートされていた選手はヤフーレの他に、阪神・森下翔太外野手、広島・床田寛樹投手、DeNA・度会隆輝外野手、巨人・岡本和真内野手、中日・涌井秀章投手で、選考は“大激戦”になった。

 6人による投票はヤフーレと森下が2票、度会と涌井が1票という結果に。2票を得た2人の“決選投票”となり、3票ずつに割れた。この日の議長だった宮本慎也氏が最終決定を下し、ヤフーレの受賞となった。

 ヤクルトの新助っ人は3・4月に5試合に登板してリーグ最多の4勝(1敗)を挙げ、防御率3.21。初登板だった3月31日の中日戦(神宮)に6回2失点で白星発進。4月14日のDeNA戦(横浜)は6回無失点で3勝目、4月29日の巨人戦(東京ドーム)では3安打完封勝利を飾るなど、インパクトある投球を見せた。

 宮本氏は右腕を「凄いボールがあるわけではないですが、ボールを散らしてうまい投球をする。素晴らしい働き」と評価。選考については「難しかったですね。票も割れましたし……。純粋に4勝したというところで、いいんじゃないかなと思いますね」と語った。

 昨年新設された「月間JERAセ・リーグAWARD」は、JERA セ・リーグ公式戦全375試合(日本生命セ・パ交流戦を除く)で、公式記録員が勝利に最も貢献した選手を独自の視点でノミネート。月間単位でチーム別に集計を行い、最多回数の選手をチーム代表選手として選出する。

「JERAセ・リーグレジェンドLIVE」の中で、レジェンドOB6人によって月間大賞選手が選ばれる。さらに、年間の総ノミネート数を基に、上記と同様の過程を経て「年間大賞」選手が1人選出される。昨年の「年間大賞」はDeNA・東克樹投手だった。

 選考を行う6球団のレジェンドOBは以下の通り(敬称略)
・阪神 鳥谷敬
・広島 前田智徳
・DeNA 佐々木主浩
・巨人 高橋由伸
・ヤクルト 宮本慎也
・中日 川上憲伸

(Full-Count編集部)

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