元エースが支配下復帰へ着々…貫禄の0.00 身長191センチ、西武20歳左腕は衝撃の0.33

ロッテ・石川歩【写真:小林靖】
ロッテ・石川歩【写真:小林靖】

西武ドラ6・村田は打率3割超、楽天ドラ1・古謝は防御率0.86

 プロ野球は熾烈な戦いが繰り広げられているが、イースタン、ウエスタン各リーグも将来を担う選手たちが切磋琢磨を続けている。今回は、パ・リーグ球団で、2軍で活躍している選手を紹介する。(成績は5月4日の試合終了時点)

・日本ハム:畔柳亨丞投手が19回1/3で防御率1.40、田中瑛斗投手が19回で防御率1.42。救援では古巣に復帰した鍵谷陽平投手が7試合で防御率1.08を記録している。打者では清水優心捕手が打率.337、OPS.939をマークしている。

・楽天:ドラフト1位ルーキーの古謝樹投手が、42回で防御率0.86、奪三振率8.14をマークしている。ベテラン左腕の辛島航投手が27回で防御率1.67。リリーフでは宮森智志投手と伊藤茉央投手がともに防御率1点台を記録している。野手では安田悠馬捕手が32試合で打率.294、渡邊佳明内野手26試合で打率.297とそれぞれ活躍を見せている。高卒4年目の入江大樹内野手も30試合で打率.280、出塁率.342と存在感を発揮している。

・西武:高卒3年目の20歳、身長191センチの左腕・羽田慎之介投手が27回で防御率0.33と圧倒的な投球を披露。同じく高卒3年目の育成・菅井信也投手も26回で防御率2.08、奪三振率12.46、K/BB9.00を記録している。2年目の青山美夏人投手は30回を防御率1.80と先発で奮闘。渡邉勇太朗投手も24回で防御率1.50を記録している。野手ではドラフト6位ルーキーの村田怜音内野手が10試合出場ながら打率.310。山野辺翔内野手は打率.298、出塁率.420、山村崇嘉内野手も打率.286を記録している。

ロッテ・石川は防御率0.00、鷹ドラ4・村田は防御率0.34

・ロッテ:石川歩投手が3試合を無失点、河村説人投手も11回で防御率1.64と、故障明けの両投手が好成績を残している。古谷拓郎投手も11回で防御率1.64だ。リリーフでは東妻勇輔投手が7試合で防御率1.29、奪三振率9.00、K/BB7.00。吉田凌投手も9登板で無失点、奪三振率8.00、K/BB8.00を記録している。野手ではドラフト1位ルーキーの上田希由翔内野手が打率.270、出塁率.386。池田来翔内野手も19試合で4本塁打、打率.293、OPS.814と奮闘している。

・オリックス:山崎颯一郎投手は10登板で防御率2.70、奪三振率9.00を記録している。2年目の育成・入山海斗投手が11試合で5セーブ、防御率1.64と奮闘。現役ドラフトで中日から移籍した鈴木博志投手も21回1/3で防御率2.11をマークしている。打者ではドラフト1位ルーキーの横山聖哉内野手が16試合で打率.328と非凡な打撃センスを披露。育成の山中尭之外野手が2本塁打、打率.282、OPS.862と活躍している。

・ソフトバンク:ドラフト4位ルーキーの村田賢一投手が、25回で防御率0.34と抜群の安定感。育成の三浦瑞樹投手が25回で防御率1.08、前田純投手が26回で防御率1.73と結果を残している。野手では、柳町達外野手は30試合で打率.375、出塁率.465、OPS.934をマーク。井上朋也内野手は27試合で打率.303、今季から育成契約に移行した佐藤直樹外野手が25試合で打率.333、出塁率.429、OPS.929を記録している。

 プロの舞台で早くもポテンシャルを発揮している期待のルーキーや、1軍でのブレークが待たれる若手の活躍は、ファンにとっても心躍る要素となる。1軍の戦いぶりだけではなく、チームの将来を担う存在が集う2軍選手の躍動にも、目を向けてみてはいかがだろうか。

(「パ・リーグ インサイト」望月遼太)

(記事提供:パ・リーグ インサイト

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