大谷翔平が兼ね備える“野球IQ” 自己最多37個ペース…未だ盗塁死がない理由

ドジャース・大谷翔平【写真:Getty Images】
ドジャース・大谷翔平【写真:Getty Images】

ここまで11盗塁で自己最多37個ペース「他の選手が走れない状況で走ることができる」

 ドジャース・大谷翔平投手は今季、11盗塁をマークし、いまだ失敗はない。シーズンに換算すると37盗塁で、これは自己最多となる26盗塁(2021年)を大きく上回るペースだ。春季キャンプから走塁改革を掲げてきたが、クレイトン・マッカロー一塁コーチは「他の選手が走れない状況で走ることができる」と理由を説明した。

 大谷は春季キャンプからブルワーズ、レッドソックスで監督を務めたロン・レニキーGM特別補佐とともに走塁改革に取り組んできた。当時、レネキー氏は「盗塁する時はセーフになることが大事だ。8、9回に盗塁を試みてアウトになればタイミングが悪い」と数より確率を重視していた。

 実際に大谷はここまで11盗塁をすべて成功させている。10盗塁目となった13日(日本時間14日)の敵地・ジャイアンツ戦では牽制球で逆を突かれるも、二塁で送球が逸れセーフに。一度盗塁死と記録されたが、後日訂正された。「投手の映像を見たり、試合中に気が付いたことを私に伝えるなど、自分でよく勉強しているんだ。野球IQや意識面には感心させられている」とマッカローコーチも感心する。

 盗塁にはもちろん単純な足の速さが必要。「単純にスピードがあるから、他の選手が走れない状況で走ることができる」と同コーチは分析する。さらに、春季キャンプから最高速度への到達を速めるトレーニングを行ってきた。「最初の10フィート(約3メートル)で、できるだけ早くトップスピードに入れるように」と明かす。数を積み上げるだけではない。工夫を重ね、勝利に向かっての走塁を行っている。

(川村虎大 / Kodai Kawamura)

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